ウイングアーク1stは、帳票・文書管理事業の第3の柱として、企業間DXプラットフォーム「invoiceAgent」を発表した。その第1弾として「invoiceAgent TransPrint(インボイスエージェント トランスプリント)」を2021年6月21日(月)より提供を開始する。
デジタル化を背景に、自治体や企業では文書の電子化が普及している。特に企業は、コロナ禍の事業継続としてバックオフィス業務を中心としたデジタル化やペーパーレス化の取り組みが加速しており、それらの過程において、インボイス制度の開始や電子帳簿保存法の改正など新たな法制度への対応に迫られている。
invoiceAgentは、企業内DXの具体的ソリューションとして、同社の帳票基盤ソリューション「SVF」、ドキュメント管理ソリューション「SPA」に続く帳票・文書管理事業の第3の柱になるとのこと。同サービスは、企業間のあらゆる文書をデータ化し、クラウド上でセキュアかつ高速に流通できるプラットフォームとなり、日本の商取引を変革する企業間DXを支援する。
同社では個々の企業や組織内での業務の生産性向上を目的とした各業務の電子化に取り組む施策を「企業内DX」と位置付け、業界全体で流通する紙帳票をデジタル化し、同社が提供するプラットフォーム上でデータの受け渡しを行うことで、文書の流通、およびペーパーレス・ハンコレスを実現する企業間DXを推進していく。
なお、invoiceAgentは「電子取引」「電子契約」「電子伝票」機能を有する次の3製品から構成される。
invoiceAgent TransPrint
既存システムを変えることなく、請求書・支払通知書・注文書・納品書などの企業間取引文書の電子化と配信・返信を実現。取引に紐づく文書の一元管理やインボイス制度・電子帳簿保存法にも対応する電子取引サービス。
2020年1月に提供開始した「SVF TransPrint」の名称を「invoiceAgent TransPrint」に変更し、invoiceAgentのファミリーブランドとしてとして6月21日(月)より提供開始する。
これまで配信設定は、文書を保管するツールであるSPA Cloud上で行う必要があったが、今回提供する最新機能より、専用の画面「配信サイト」から帳票のアップロードやダウンロードができるようになり、効率化を実現。また、同サイト上にCSVから帳票を作成し、配信する「帳票生成機能」を新機能として提供する。
invoiceAgent WingSign(インボイスエージェント ウイングサイン)
既存システムを変更することなく契約書作成・確認・署名から保管管理までのすべてを電子化し、ペーパーレス・ハンコレスを促進。契約に基づく取引文書も一元管理する電子契約サービス。今夏提供開始予定。
invoiceAgent DocketX(インボイスエージェント ドケットエックス)
納品に関わる伝票をデータ化し、伝票回収・保管に関わる工数・コストを削減。電子受領確認により、物流・配送情報をリアルタイムに把握することで業務を見える化を行う電子伝票サービス。今秋提供開始予定。