人事クラウドおよびBPOサービス・プロバイダーであるラクラスは、同社が提供する企業向け人事クラウド・サービスおよび関連BPOサービス基盤を日本オラクルの「Oracle Cloud Infrastructure」に全面移行したことを発表した。サービス基盤の刷新により性能・サービスの安定性向上を実現し、ログイン処理を最大8倍高速化。自社のデータセンターから「Oracle Cloud Infrastructure」への全面移行により、約30%のコスト削減を見込んでいることを発表した。
「Oracle Exadata Cloud Service」を導入後は、Exadataの持つ高い性能により、データベース統合前に合計30コアCPUで稼働していたシステム群を、平常時は6コアCPUで稼働できるように。そして、繁忙期ならびにアクセスピーク時においても、CPUリソースの追加を円滑化し、コストを低減しながら性能と安定性を両立している点が利点として語られた。
今回の移行により、ログイン処理は最大8倍向上し、月初めのピーク時におけるログイン・アプリケーション利用時のレスポンスタイムの遅延の解消・短縮などを実現。加えて自社のデータセンターを廃止することで、データベースのみならず、サーバー・ストレージのコストを最適化し約3割のコスト削減を見込んでいる。