矢野経済研究所は、国内の民間企業を対象として、ERP(財務・会計、人事・給与、販売管理、生産管理・SCM)とCRM・SFAの導入実態に関する郵送アンケート調査の結果を発表した。
今回の調査では、ERPのシステム更新予定がある企業における「次回SaaS導入予定」という回答比率の上昇がうかがえた。財務・会計は2018年の9.1%から2020年には18.2%と2倍に増加し、人事・給与は2018年の9%から2020年には26%と、約3倍近く増加した。
SaaSを利用している比率は、財務・会計で3.4%、人事・給与で5.8%という結果に。CRM・SFAは次回SaaS導入予定の回答率が36.7%と5分野中もっとも高く、SaaSを利用している比率も32.9%に達しており、SaaSの利用率の高まりがうかがえる結果に。