分散型ID活用データプラットフォームの開発・運用を行うcanowは、名刺DX化プロジェクトの実証実験を開始した。NFC技術とブロックチェーンを組み合わせることで、名刺を「配る」ものから「かざす」ものへアップデートすることを目的としている。実証実験を通して、「渡し手・受け手間の合意の上で情報交換が行える特性」という特色を活かし、相手・ニーズによって渡したい情報の出し分けを行える名刺交換・管理システムを開発する。また、名刺上にない情報(経歴・ポートフォリオ)のプラットフォーム上での管理・共有も想定している。
名刺をSuicaやPASMOなどの交通系ICカードにも利用されるNFC(近距離無線技術)に対応し、ブロックチェーンで交換・管理する仕組みを構築することで、以下の実現を目指す。
- 名刺をデジタルIDカード1枚に集約し、名刺交換を「配る」ものから「かざす」ものへ
- デジタルIDカード化することで、環境に配慮した名刺交換を実現
- 名刺交換には相互認証が必須となり、紛失・漏洩を防ぐ
- 名刺交換が自動化され、リアルタイムで情報が反映される
- 誰とどこで名刺交換を実施したかのログが残る