メンタルケアアプリを運営するemolは、国内メンタルヘルステックカオスマップ2021年版を公開した。
2020年版と比較すると、一般向けのサービスが増加し多様化の傾向がうかがえた。中でも、「AI」「カウンセリング」「マインドフルネス」「CBD」の分野でサービスが台頭。同カオスマップで非医療領域のものが多数を占めている点に対して、同社は気軽に利用できるサービスへの需要の高まりを推察している。
また、これまでは医療機関への受診や対面でのカウンセリングなど、オフラインでのメンタルヘルスケアのソリューションが主流となっていた。しかし、オラクルの調査によるとコロナ禍においてメンタルヘルスの悪影響を感じているという回答は78%で、メンタルヘルスのサポートを「人よりもロボットに頼りたい」という回答は82%であった。コロナ禍においてオンラインシフトが進んだ影響もあり、メンタルヘルスケアの領域でも新たな体験が求められることが予想されている。