freeeは、フリーランスなどの外注・業務委託を活用している企業向けに、発注作業や請求書の回収を効率化し、一連のやり取りを一元化できるサービス「freee スマート受発注」を本日より無料で提供を開始する。これにより、人手不足に悩むスモールビジネスの外注業務を効率化し、社外人材への業務依頼フローの円滑化に貢献する。
同サービスは、外注先活用をはじめとした企業・スモールビジネス間の受発注業務を効率化する無料サービス。発注者である企業と、受注者であるフリーランスの双方が、クラウド上において同一の電子データを用いて発注・請求のやり取りを直接行うことができるようになり、転記や確認の手間をお互いに大きく削減することができる。
製品特徴
1. 発注や請求回収など外注作業を自動化
従来の外注業務は、「企業側が発注書をエクセルなどで作成しメールで送信」「フリーランスがそれらを転記して請求書を作成し送信」というフローで行われ、双方それぞれが面倒な処理を行っている状態であった。同サービスを活用することで、「発注内容は電子データでそのままフリーランスに共有」「フリーランスはそのデータをそのまま請求に活用」を実現。データを双方で一気通貫させることで、転記や確認の手間を削減する。また、「自動化機能」を利用することで、発注者は発注を行うだけで支払い通知の送信と会計処理を自動で完了できる。取引先が「自社フォーマットで送りたい」という要望から、同サービスを使用しない場合も、取引先独自の請求書を受領することが可能だ。
2. 下請法に準拠した発注が可能 情報漏洩保険の付帯など、取引のリスクを低減
発注においては、一定規模以上の企業には下請法が適用される。下請法違反の勧告や指導が12年連続で過去最多発生しており(公正取引委員会2019年調べ)、下請け業者がリスクを抱えながら取引をしている現状が推察されている。同サービスでは、下請法に準拠した発注が行えるほか、証憑はもちろん、請求回収までのやり取りの履歴がすべて残るため、企業・フリーランスの双方はリスクを低減した取引を進めることができる。
3. ワンクリックで会計freeeと連携 PublicAPIも公開
会計freeeと連携することで、企業は回収した請求書を、フリーランスは作成した請求書を会計freeeにシームレスに取引として登録することが可能に。また、同サービスではAPIを公開しており、外部システムとの連携を誰でも自由に開発することができる。