Sansanは、同社が提供する請求書のオンライン受領と一元管理を可能にするサービス「Bill One」と、オービックビジネスコンサルタントが提供する、財務会計システム「勘定奉行クラウド」が機能連携することを発表した。この連携により、Bill Oneで受領・デジタル化された請求書データを勘定奉行クラウドに連携させることができるようになるため、経理部門は出社をしなくても請求書の受領・会計処理をオンライン上で完結できるようになる。
コロナ禍を経て、企業はテレワークへの移行を迫られている。その一方、経理部門においては紙の請求書を受領・処理するために出社が強いられるなどの課題が顕在化。緊急事態宣言下において、70%の経理担当者がテレワークができなかったという調査結果もある(「経理1000人に聞いた緊急事態宣言下における働き方と電子化推進に関するアンケート調査」より)。今回、Bill Oneと勘定奉行クラウドが連携することにより、請求書のオンライン受領、および会計処理をクラウドシステム上で完結できるようになり、経理部門の完全テレワーク化の実現に貢献する。
両サービスの連携では、Bill Oneで受領・データ化された請求書情報やPDFファイルが勘定奉行クラウドに自動で反映され、「金額」「日付」「支払先」といった項目や請求書画像をクラウド上で確認することができるようになる。また、連携されたデータを基に、勘定奉行クラウド内の過去仕訳を学習し、仕訳伝票を自動で生成することができるように。こうした連携により、担当者は請求書の開封のためにオフィスに出社したり、手入力の工数を割いたりすることをせず、請求書のオンライン受領から起票までを半自動化することができる。