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コロナ禍が睡眠に影響 在宅勤務・仕事量の変化・不安感の有無などで睡眠の質が低下の傾向/ライオン調査

2020/09/04 05:00

 新型コロナウイルス感染症対策として緊急事態宣言が発令され、外出自粛などにより、就業者は急遽リモートワークなどの新しい働き方への対応を迫られることが増えた。

 生活用品メーカーのライオンは、QOL向上の観点から「睡眠の質」について研究を進めており、今回は就業者の睡眠に関する研究の一環として、新型コロナウイルス感染症対策がもたらした働き方や意識の変化、心身への影響について、就業者を対象に新型コロナウイルス流行前(2020年1月頃)と2020年6月とを比較したアンケート調査を実施した。

 同調査結果の詳細は、次のとおり。

コロナ禍で眠りの深さが「浅くなった」16% 眠りが「深くなった」の回答を2倍以上上回る

 新型コロナウイルス感染症の流行前後での「睡眠」の変化についてたずねた結果、「眠りの深さ」で「浅くなった」と回答した人の割合が「深くなった」と回答した人の割合より多く、「寝起きの熟眠感」で「悪くなった」と回答した人の割合が「良くなった」と回答した人の割合より多い結果に。眠りの浅さや熟眠感の悪さは「睡眠の質」と深く関連するため、新型コロナウイルス感染症の流行にともなって、一部の人は睡眠の質が低下していることが示唆された。

働き方・仕事量・不安感などの変化で「睡眠の質」に変化 

 次に、働き方などの変化として、①リモートワーク実施の有無、②新型コロナウイルスへの不安、③仕事量の変化が、「睡眠の質(眠りの深さ、寝起きの熟眠感)」にもたらす影響を調べた。

①リモートワーク実施の有無

 リモートワークの実施者(全体の約3割)と実施していない人の睡眠の質を比較。「リモートワークあり」では、「眠りの深さ」「寝起きの熟眠感」ともに、「リモートワークなし」よりも睡眠の質が改善した人・悪化した人ともに割合が多く、睡眠への影響が大きい結果となった。しかし、その傾向としては悪化した人の割合のほうが大きく、睡眠の質は低下する傾向と考える。

②新型コロナウイルスへの不安

 新型コロナウイルスに対して「不安あり」と回答した人(全体の約7割)と「不安なし」と回答した人の睡眠の質を比較した。「不安あり」では、「眠りの深さ」「寝起きの熟眠感」ともに、「不安なし」よりも睡眠の質が低下する傾向が見られた。

③仕事量の変化

 新型コロナウイルス流行前後で、仕事量が減った人(全体の約4割)、変化がなかった人(全体の約5割)、増えた人(全体の約1割)に層別し、睡眠の質を比較。仕事量が変化した人は量の増減にかかわらず、「眠りの深さ」「寝起きの熟眠感」ともに、「仕事量に変化なし」の人よりも睡眠の質が低下する傾向がうかがえた。

調査概要
  • 実査期間:2020年6月19日(金)~26日(金)
  • 年齢:20~69歳(男性79.1%、女性20.9%)
  • 対象者:2671名(すべて就業者)
  • 方法:ウェブ調査


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