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シスコがBabbleLabs買収の意向を発表 ビデオ会議ソリューション強化、AIで不要なノイズを除去

2020/08/31 05:00

 シスコは、犬の吠える声、芝刈り機、車の警報機、サイレンといった、会議中の不要なノイズをユーザーが制御できるよう支援するため、カリフォルニア州キャンベルに本社を構える株式非公開企業のBabbleLabs,Inc.を買収する意向を発表した。

 現代の業務環境において、余計なバックグラウンドノイズが一般的にフラストレーションをもたらす障害のひとつとなっているといわれる。同社が2020年7⽉に全世界(中国、アジア太平洋地域、欧州、中東、アフリカ、北⽶)の⼩〜⼤規模企業におけるあらゆる職位の(知識労働者、IT、⼈事、施設の専⾨職)1,569名を対象に行ったグローバル調査によると、従業員の98%が、在宅勤務時のビデオ会議中に気が散ってフラストレーションを感じたことがあると回答。ここで挙げられたフラストレーションの上位5つのうち2つが、ほかの参加者または自分の側のいずれかにおける、バックグラウンドノイズに関するものだったという。

 BabbleLabsは先進的なAI(人工知能)技術を用いて、人間の音声と不要なノイズを識別し、コミュニケーションや会議アプリケーションの品質を向上させる。特徴は次のとおり。

  • 会話とバックグラウンドノイズを識別
  • リアルタイムでバックグラウンドノイズを除去
  • 言語に関わらず、音声を強調してコミュニケーションを向上

 シスコはBabbleLabsのノイズ除去および音声強調テクノロジーを取得することで、Webexアプリケーションを通じて、場所やデバイスを問わず卓越したビデオ会議ソリューションの提供を推進する。

 同買収は、シスコ コラボレーション プラットフォームにインテリジェンスを継続的に統合するという技術/人材戦略に基づくもの。コラボレーションポートフォリオ全体にネイティブノイズ除去機能が追加されることで、ノイズ発生源(クライアント側)で100%ノイズ除去。顧客のプライバシーとクラウドのセキュリティを促進し、よりユーザーにスマートで生産的な業務を支援する。

 同買収では、シスコの過去3年間にわたるAIテクノロジーと⼈材への投資に基づくものであり、コラボレーションのインテリジェンス、セキュリティ、有効性、⽣産性を⾼めることを⽬的としている。慣習的な取引完了条件に従い、規制当局の承認を得たうえで、シスコの2021会計年度第1四半期中に完了する⾒通し。BabbleLabsチームは買収後、シスコ、セキュリティおよびアプリケーション事業の⼀部であるシスコ コラボレーショングループに加わる。



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