ワークスモバイルジャパンは、東ハトが全営業社員に「LINE WORKS」を導入したと発表。
これまで、東ハトでルートセールスを行う営業社員は、社用車での移動時間が長いため、運転や商談時間の合間に業務連絡や営業活動に必要な情報収集を行う必要があった。また、外出時に支店にかかってくる顧客からの問い合わせは、電話を使って営業社員へ連携をしていたが、移動中や商談中は応対ができず、連携が滞るという課題があった。
これらの業務を円滑に行うために、東ハトではチャットの活用に着目。営業社員へのスマートフォン支給とともに、高いセキュリティ性を備え、コミュニケーションアプリLINEと同じ操作感で誰でも簡単に使いこなせる利点から「LINE WORKS」の正式導入が決定した。
このたびの導入により、コミュニケーション方法が電話からチャットに置き換わることで、営業社員は駐車中や商談終了後の隙間時間に連絡内容を確認でき、支店とのスムーズな連携が可能に。さらに、商品の売上状況や生産計画、販促キャンペーンなどの情報を「LINE WORKS」上のホーム画面に集約。外出中の営業社員が、スマートフォンを活用し、社内情報にアクセスできる環境を整備した。
これらの取り組みで、試験導入時の営業社員の社内電話件数は約50%減少。今後、電話件数は従来の3分の1以下になることが期待されており、外出中の営業社員と社内の情報共有を省力化することで、営業部門全体の業務効率向上を実現する。
今後東ハトでは、「LINE WORKS」上で営業日報を作成する仕組みや、基幹システムとの連携により、営業社員がリアルタイムに売上や在庫状況を確認できる仕組みの導入を検討し、さらなる業務効率向上を目指す。