NTTデータ イントラマート（以下、イントラマート社）は、昨年10月にリリースしたSFA/CRMソリューション「intra-mart DPS for Sales」（以下、DPS for Sales）のSaaS版の提供を開始した。同リリースによって、素早く導入・利用開始できるようになり、営業活動の可視化による効果的な顧客深耕、精度の高い受注・売上予測管理など、従来以上に顧客接点業務・営業活動への貢献を期待できる。
同ソリューションのユーザーライセンスには、intra-mart Accel Platform（以下、iAP）の基盤機能が含まれている。そのため、iAPの購入やAccel-Martの契約が不要となり、SaaS版の申し込みを行うだけで、すぐにDPS for Salesが利用できる。
さらにSaaS版のDPS for Salesには、on Accel-Martプランへのアップデートパスが用意。これにより、まずDPS for Salesで小さくintra-martの利用を開始し、その後システム共通基盤としての魅力を十分に理解した上で、on Accel-Martプランへ移行し、システム共通基盤として本格的にintra-martを活用していくという段階的な活用プランが可能になる。
機能強化も行っており、そのポイントは次のとおり。
名刺管理機能のOCR連携
スマホで撮影した名刺情報（会社名・部署・役職・⽒名など）をアプリケーションへ取り込めるようになった。取り込んだ名刺情報はその場ですぐに呼び出せるため、スマホで活動報告書を作成する際に、顧客側の打ち合わせ参加者として選択することが可能になる。
オリジナルExcel帳票のテンプレート登録
Excel同等の画⾯でデータベース上の値をリアルタイムに集計できるIM-Spreadsheetによる集計帳票機能を拡充。事前にさまざまな⽤途のExcel帳票テンプレートを複数登録できるようになったことで、部⾨や個⼈の予実管理（予算実績管理）に完全対応。今使用している営業系帳票のすべてをDPS for Salesに⼀元化することが可能。
画⾯項⽬の⾃由編集
DPS for Salesの画⾯項⽬名称が⾃由に編集可能に。これにより、「案件」という項⽬を「商談」として利⽤するなど、導⼊企業は⾃分たちの⾔葉に合わせてシステムを利⽤できるようになる。PC画⾯で編集した項⽬名称は、⾃動的にモバイルアプリの項⽬名称にも引き継がれるため、PCとモバイルすべてのデバイスで⾃分たちの⾔葉を利⽤できる。
なお同社は、同ソリューションについて、SaaS提供を軸に2020年度中に100社への採⽤を計画している。
