Sansanは、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Office 365(以下、Office 365)」およびグループ チャット ソフトウェア「Microsoft Teams(以下、Teams)」と、クラウド名刺管理サービス「Sansan」が、機能連携する開発を行うことを発表。
現在、Office 365のMicrosoft Outlook(以下、Outlook)とTeamsとの連携を目指し、次の連携機能の提供に向けて機能開発を進めている。
連携によってできること
・Outlookへの名刺情報連携機能
Sansanに読み込んだ名刺データが自動的にOutlookの連絡先に同期される機能。ユーザーは、Sansanに名刺をためるだけで、Outlookの連絡先をリッチにすることができるようになる。
・Outlook予定表との連携機能
Outlook予定表に、訪問先の相手の名刺情報を登録することができる機能。これにより、訪問の直前に、訪問先相手の情報をリマインドとして受けとることが可能に。また、初対面の同僚を営業先に同行させる際には、その同僚に訪問先相手とのこれまでのコンタクト履歴や社内接点を用意に共有できるようになる。
・Teamsと同僚コラボレーション機能「同僚ナレッジサーチ」と連携
Sansanのデータ統括部門「DSOC」では、20名を超えるデータサイエンティストが日々、機能開発を行っている。そのDSOCが開発した同僚ナレッジサーチ機能は、キーワードを検索すれば、そのキーワードに関連した人脈を持った同僚を調べることができる機能。Teamsと、この同僚ナレッジサーチ機能とを連携することを目指し、機能開発を進める。
(開発中の機能画面)
すべての機能利用は、Sansanと、OutlookまたはTeamsを利用していることが条件。 Outlookへの名刺情報連携機能は、2020年6月の提供を予定している。そのほかの機能は順次提供予定。
日本マイクロソフトからのコメント
日本マイクロソフト株式会社 Microsoft 365ビジネス本部 本部長 山崎 善寛氏
「今回のクラウド名刺管理サービスSansanとの連携をとてもうれしく思います。世界的にデジタルトランスフォーメーションが進む中、ITを効果的に活用することは欠かせません。その一方、ビジネスデータを蓄積することは、簡単にできることではありません。Sansanという日本で圧倒的なシェアを持つ名刺管理サービスが当社製品と連携することにより、Sansanを利用しているOutlookおよびTeamsユーザーの皆様は、Sansanに蓄積されたビジネスデータをより有効に活用することができます。また、同僚ナレッジサーチ機能との連携でコラボレーションがさらに進むことも期待できます。今回の取り組みにより、日本でのデジタルトランスフォーメーションをさらに後押ししたいと考えています」