不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」を運営するGA technologiesは、国内で増加する新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛に対応するため、不動産投資面談をオンラインで実施する体制への移行を目指すことを決定。
今後、「RENOSY ASSET(リノシー アセット)マンション投資」では、希望された顧客に対しオンライン面談を実施していく。顧客側は、普段使い慣れた電話と、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末を用意し、画面越しに営業担当者の顔が見える状態で面談を行う。
同社では、過去の実績としてオンライン面談と対面式面談との間に成約数の差異がなかったことや、顧客への投資コンサルティングの際に同社の販売担当者が使用する自社開発の営業支援ツール「DATA ANALYZER by RENOSY(データ アナライザー バイ リノシー)」の活用により、提案資料のペーパーレス化を実現していたため今回の決定に至った。
またこれまでも、不動産の売買契約書の電子化や、ローンの申込・審査手続き・登記手続き・購入後の管理など、不動産取引に必要な各プロセスごとに、電子化・非対面化に取り組んでいた。取り組みの一環として、アナログな契約手続きの見直しを図るため、国土交通省が実施する社会実験「テレビ会議システムを用いた重要事項説明(以下「IT重説」)」の登録事業者として、不動産売買における個人向けのIT重説にも取り組んでいる 。年間180件の実施を目指しており、2020年2月のIT重説実施件数は、前月比で1.5倍に増加。特段のトラブルもなかったことを受け、不動産売買における電子取引の定着に向け取り組みを継続していた。
同社は今回を機に不動産取引におけるテクノロジー活用をより一層推進し、顧客利便性および生産性のさらなる向上を実現していく。