GA technologiesは、不動産取引に関わる企業へテクノロジーを活用した業務効率化サービスを提供する「株式会社RENOSY X(リノシー クロス)」を新たに設立し、2019年12月12日より本格始動を開始した。
RENOSY Xは、不動産の登記や重要事項説明を含む売買契約などの不動産取引に関わる業務の効率化、透明化を推進することを目的に設立したGAテクノロジーズの100%子会社。不動産会社および金融機関、士業に対し同社が運営してきた住宅ローン申し込みプラットフォームサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」や、2020年夏頃の提供開始を予定している不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY」を提供していく。
●住宅ローン申し込みプラットフォームサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」
金融機関を中心に、物件の買主、不動産会社、司法書士を繋ぐシステムで、以下の機能がある。
- 借入申込のウェブ化
- 金銭消費貸借契約のウェブ化
- 各種書類の共有
- 買主と金融機関とのコミュニーケーション
- 不動産会社と金融機関とのコミュニケーション
- 資産シミュレーション(今後対応予定)
- 各種基幹システムとのAPI連携
●不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY」
司法書士を中心に買主、売主、金融機関をつなぎ、司法書士の登記業務を大幅に削減するシステムで以下の機能がある。
- 不動産会社、買主からの登記の依頼とやりとり
- 売主、売り仲介と司法書士のやりとり
- 金融機関からの抵当権設定、抵当権抹消依頼、本人確認依頼に関するやりとり
- 必要書類の管理と登記書類の自動作成
- 登記オンラインシステムとの連携
導入事例
SBJ銀行にて「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」を導入した結果、住宅購入における融資の申し込み受付からローン審査、融資実行までに要する業務時間の削減に寄与した。また、審査プロセスのログ記録を残せるため、不正の防止や住宅ローン業務にかかるコストの削減につながり、将来的には住宅購入者に対してより良い条件でローンを提供していくことも可能になるという。住宅購入者においては、申し込みから住宅ローン審査までに必要な平均20枚の書類の提出、金融機関による審査までをオンライン上で可能にするため、申し込みから審査までを迅速に完結することが可能になった。