クラウドERP「ZAC」(以下、ZAC)を提供するオロは、ZACにおけるAI機能開発を継続的に推進するプロジェクト体制のもと、その第一弾として、日々の日報(業務報告書)作成を生成AI(LLM)の活用により支援する「AI日報補完機能」を、2026年5月(予定)に提供を開始する。

開発の背景
知的サービス業におけるプロジェクト別収支管理では、日々の正確な工数入力が、分析や予測における基礎データとして重要な役割を担う。一方で、多忙な業務の合間に行う「適切な案件コードの検索・選択」や「時間配分」は担当者にとって負担があり、入力遅延や、記憶に頼った不正確なデータ登録が課題となっていた。
オロはこの課題に対し、単に入力の手間を減らすだけでなく、人が行っていた判断そのものを支援することが、データ精度向上につながると考え、LLMを活用したAI日報補完機能の開発に至った。
概要

本機能は、ZAC上の日報(業務報告書)の作成画面において、カレンダー上の予定情報を引用する際に、工数の登録先として適切な案件・作業内容を「予定名」からAIが解析し、推測・提案する。単なるキーワード一致検索方式とは異なり、過去の日報(業務報告書)傾向なども踏まえて、LLMが入力内容の関連性を推論し、精度のある候補を提示する。ユーザーはAIが作成した提案内容を確認し、登録ボタンを押すことで日報(業務報告書)の入力を完了できる。これにより、日報入力にかかる手間や時間の削減と工数管理の両立を支援する。
特徴
1.文脈推論に基づく案件・作業内容の提案
単なる文字一致による検索ではなく、AIがユーザーごとの過去の入力履歴や案件の担当状況等を踏まえて推論(分析)を行う。たとえば「A社定例」という予定名から、過去のパターンに基づき「A社基幹システム構築案件」の「要件定義工程」を候補として提示する。
2.Googleカレンダー連携にも対応
本機能は、ZACのスケジューラーである「予定表」機能の情報を引用して推論を行う想定で開発されたが、Googleカレンダーから引用した内容でも利用が可能。そのため、日常的に利用しているのがZACの予定表でない場合でも、既存のツールを変更することなく、AIによる入力補完の機能を活用できる。
3.入力負荷の軽減を支援
社員は「検索して入力する」のではなく、「AIの提案を確認する」ことを中心に日報(業務報告書)を進められるようになる。これにより、入力の手間を抑えながら、個人の記憶に依存しない、より客観的で精度のある原価データの蓄積を支援する。
