日本航空は、電通、ENEOS、日本マクドナルド、富士フイルムホールディングス、三井不動産と、6社で「働きやすさNEXTプロジェクト」を始動することを発表した。

背景
社会で活躍する女性は増加傾向にあるものの、管理職などに占める女性の割合は、マネージャー職以上(役員含む)で13.1%(※1)にとどまっている。時に突発的な顧客対応などが生じる営業職において、女性の活躍は多くの企業が共通して抱える課題である。とくに「働く女性のロールモデルが少ない」「家庭との両立が難しい」などの固定観念や環境が、女性の営業職への挑戦や職務継続を阻む一因となっている。こうした課題は業界を問わずあるものの、それぞれの企業が個別に対処するには限界があるのも実情である。
今回、以前より対話や情報交換を重ねてきた6社が連携し、業界の枠を超えて知見を共有し、課題の解決策を模索するため、営業職における女性活躍の推進に課題意識を持ち、本プロジェクトを立ち上げた。
本プロジェクトは、営業職の女性社員を中心に、各社の男性営業職社員や経営層なども巻き込みながら、課題の可視化や施策を検討する。生成AI(※2)やアンケート調査を活用した定期的なワークショップなどを通じて、営業職における女性の活躍を推進するための課題の抽出や、具体的なアクションプランを策定する。
6社は各社の課題に応じて、女性が営業職として働きやすくなる施策を考案し、営業職に対する固定観念の見直しをするとともに、営業職における女性活躍の新たなモデルを提示し、能力を発揮できる働きやすい環境づくりを推進する。
※2:電通、イノベーションを加速するAIコンセプト開発ソリューションを大幅刷新(2025年5月12日発表)