マツリカは、営業活動を自律型AIでアシストする営業AIエージェント「DealAgent」(ディールエージェント)の新機能「エンゲージメントレポート」をリリースした。
エンゲージメントレポートは、各顧客のウェブ行動データや検索履歴などのインテントデータ、AIチャットとの対話内容を包括的に分析し、顧客の興味関心を可視化する機能。これにより、営業担当者は顧客の具体的なニーズを事前に把握したうえで、的確なアプローチを行うことが可能になる。

概要

エンゲージメントレポートでは、次のデータを自動的に収集・分析し、可視化する。
- AIチャットとの対話履歴
- コンテンツ閲覧履歴(ページアクセス、閲覧コンテンツ、コンテンツ閲覧数、閲覧時間、資料のスライドごとの滞在時間など)
- ページ内でのコンテンツ検索履歴
特徴は、従来のウェブ行動ログ(ファーストパーティデータ)に加え、AIチャットとの対話を通じて顧客自身が自発的に提供する情報(ゼロパーティーデータ)も収集・分析できる点。これにより、推測の余地が大きい行動データだけでなく、顧客自身が表明した興味関心や課題を正確に把握することが可能になる。
期待できる効果
1.営業担当者による活用・効果
問い合わせ対応や提案時に、顧客の興味関心を事前に把握した状態でコミュニケーションを開始できる。従来は、氏名・部署・連絡先などの基本情報しか得られなかったところ、顧客の興味ポイントや検討状況まで理解したうえで対応が可能になるほか、多くの問い合わせやハウスリードがある場合でも、興味度合いに応じて対応の優先順位づけが容易になる。
2.マーケティング部門による活用・効果
従来は顧客が何に興味を持ち、どのような課題を抱えているか、営業担当を通じて把握していた内容について、レポートで一元化・可視化された情報をもとに詳細を把握し、マーケティング施策の改善に活かすことができる。