RevComm(以下、レブコム)は、提供する電話解析AI「MiiTel Phone」に、過去の複数通話履歴を用いて、生成AIが利用者の質問に回答する「AIに質問」機能をリリースした。

リリースの背景

電話解析AI「MiiTel Phone」は、電話営業やコンタクトセンター業務における会話の内容を解析し、フィードバックを行う音声解析AI電話サービス。顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているかわからない、というブラックボックス化問題を解消し、商談獲得率・成約率や顧客満足度を向上させる。また、ウェブ会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」とあわせて、コミュニケーションが発生するすべての場所における会話のビッグデータ化を目指している。
MiiTelの基幹機能はレブコムが開発。文字起こし、話し方解析等の音声解析、音声感情解析はレブコムが開発した音声解析AIが担っている。これらの機能に加えて、生成AIを活用した機能として「議事録作成機能」や、通話実績に基づきAIが自動で毎週コーチングしてくれる「AIコーチング機能」を実装してきた。
レブコムは、生成AIを活用した新機能としてこれまでの通話履歴の蓄積を参照し、生成AIが利用者の質問に回答する「AIに質問」機能をリリースした。これにより、自社が特定の取引先との間で通話した履歴を横断的に参照し、利用者が知りたいことをその場で回答する。
想定される利用場面
【営業電話の品質向上】
- アプローチしたい新規顧客と似た顧客に、過去に同僚がどんな通話をしたか調べ手本にする
- 過去の見込み顧客との会話内容を確認し、フォローアップコールを効率的に行う
- 架電内容を含んだフォローアップメールドラフトを自動作成し、効率的に追客メールを送信する
- インサイドセールスからフィールドセールスへのトスアップを効率的に行う
【営業教育】
- SPIN話法ができているか、BANT情報を聞けているか、といった観点のトークチェックを行いセルフコーチングに活かす
- 同じく、マネージャーから部下へのコーチング時の資料とする
- ハイパフォーマーなど、特定ユーザーの成功ケース・失敗ケースの傾向を知り、トークスクリプト作成の資料とする
【問い合わせ内容の把握】
- 商品カテゴリごとに、どのような話がされているか確認する
- コールリーズン分析やVoC分析