結果を出す営業に、朝活は必須に
朝活をすればビジネスパーソンとして成果が出せる。そう聞いて否定する人はいないだろう。ただそんなに容易なことではない。
また、今までは“朝活しているのは意識の高い人”という認識だった。しかし、今後は朝活が抑えるべきマストの活動になってくる。というのもひと昔前の営業は“残業が当たり前”という時代だった。今は労働基準も厳しくなり、自由に残業することができない。これはこれで困る。「仕事が減っていないのに早く帰れと言われても無理がある」と嘆いている営業スタッフも少なくない。
働く時間が制限される中、結果を出すにはどうしても朝活が必須になってくるのだ。
とはいえ、こんな話をすると「はぁ、早起きして仕事かぁ……テンションが上がらない」とため息が出るかもしれない。朝活で仕事をするのは最終ステップ。いきなりここに手をつければ間違いなく失敗に終わる。
早起きが身につくまでは「夢のある時間」としてスタートさせると良い。たとえば、朝起きて“自分がいちばん好きなこと”に時間を使う。そう考えればやる気も出るはずだ。
夜型人間が朝活に挑戦したら……
私自身、朝活によって多くのものを手にしてきた。
はじめこそ趣味だけの時間だったが、徐々に勉強や仕事をするように。短時間でかなりのアウトプットに成功した。その後独立もできたし、書籍もたくさん出すことができたが、これはひとえに朝活のおかげなのだ。
とはいえ、はじめからうまくいったわけではない。
そもそも私は筋金入りの超夜型人間だった。当時の朝活の本に感化され“2時間の早起き”に挑戦したことがある。深夜型の人間が突然2時間も早く起きたらどうなるか? なんとか根性で起きたものの、頭がぼーっとして使い物にならない。会社に行っても1日中眠気がとれなかったのだ。
これでは早起きしても何のメリットもない。当然ながら3日と続かなかった。その後も懲りずに朝活をしようと何度もチャレンジしたものの、そのたびに挫折した。いきなり無理をしても体がついてこない、ということを思い知ったのだ。