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2024年4月18日(木)14:00~15:30

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テレワークでメンタル不調に陥る人多数!原因や対策を紹介します

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 新型コロナウイルスの蔓延に伴い、急速に浸透したテレワーク。従業員は通勤時間がなくなり、私生活と仕事の両立ができやすくなった反面、気持ちの切り替えがうまくいかないことや人と会わないことが原因となり、メンタルの不調を訴える人も少なくありません。中には、テレワーク自体が原因でメンタルの不調を起こして、退職してしまうケースもあります。 そこで今回は、テレワークでメンタル不調になる原因や、メンタルが不調の時にみられるサイン、従業員のメンタル不調を防ぐためにできることなどを紹介します。

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テレワークでメンタルに不調を感じる人が増加

 アイ・タップ株式会社が行った調査によると、テレワークの前と後での健康面の変化はあったかについてのアンケートでは、半数以上の方が「悪くなった」と答えています。次に多かったのが「良くなった」「どちらでもない」と続き、「両方」と答えたのは約1割です。

(参照:PR TIMES「リモートワークにおける健康課題と期待されるオンラインエクササイズに関する調査結果」

 この結果から、テレワークが原因でメンタルに不調を感じている人が半数以上にのぼり、事態はかなり深刻とみていいでしょう。

 テレワークは今後もさらに普及していくと考えられ、企業側が従業員のメンタルをケアできる仕組みを作る必要があります。

テレワークでメンタルが不調になる原因

 テレワークでメンタルが不調に陥る原因は、主に3つあります。

コミュニケーション不足

 テレワークでは主なやりとりはテキストとなり、上司や同僚と対面で話す機会が減るため相手の気持ちが読み取りにくく、こちらの言いたいことがうまく伝えられない人もいます。また、オフィスであれば何気ない雑談から話が弾むこともありますが、テレワークではそうはいきません。こうしたコミュニケーション不足により、孤独を感じてメンタルの不調を引き起こしてしまう場合があるのです。

評価に対する不安

 日本の多くの企業は、どちらかというと結果よりもプロセスを重視してきた傾向にあるため、「頑張っている姿を見せなくては」という心理が働きます。

 しかし、テレワークでは仕事をしている姿を上司に見られるわけではないため、「仕事をサボっていると思われたらどうしよう」「仕事は頑張っているけど、きちんと評価してもらえるのだろうか」などと評価に対する不安を感じる場合があるでしょう。

気持ちの切り替えが難しいがゆえの長時間労働

 テレワークは自宅で仕事ができるため、気持ちの切り替えや家事との両立が難しく、気づいたら夜まで仕事をしていた、なんてことにもなりかねません。

 例えば、従業員が仕事に集中できる自分だけの部屋を持っていない場合は、キッチンテーブルやリビングテーブルで仕事をすることになりますが、そうすると家族の行動が目についたり片付いていないスペースが目についたりして仕事がはかどらず、どんどん仕事がおしてしまいます。集中できずメリハリをなくし、メンタルを不調に追い込む原因にもなっているのです。

【要注意】メンタルが不調の時にみられるサイン

 ここではメンタルが不調の時に見られるふたつのサインについて紹介しますので、テレワーク中の従業員に当てはまっていないかチェックしてみましょう。

ケアレスミスが増える

 メンタルが不調に陥ると、今まではしなかったようなミスが少しずつ増えてきます。これまであまりケアレスミスをしなかった従業員が、テレワークを始めてから報告のメールに誤字があったり会議の資料作りを忘れていたりなどのミスをするようになったら、特に注意が必要です。

欠勤が増える

 メンタルが不調に陥ると、疲労感や眠気、やる気がなくなるなどの症状があらわれ欠勤に繋がります。従業員の勤怠が安定しない、ウェブ会議に遅れることが増えてきたなどの場合は、メンタルの不調を疑いましょう。

従業員のメンタルが不調に陥った時の対処法

 従業員がメンタルの不調に陥ってしまった場合、会社は何をしてあげられるのでしょうか。ここでは従業員のメンタルを回復させるための方法を紹介します。

コミュニケーションの機会を増やす

 テレワークでは、オフィスで当たり前だった「何気ない会話」をする機会がなく、コミュニケーションが不足しがちです。人と会話する機会が減ると、孤独感が増し、自分の気持ちを吐き出す場所がなく気分が滅入ってしまいます。そのようなことを防ぐために、出社する機会を増やす、オンラインやオフラインでみんなが集まれるコミュニケーションの場を積極的に設けるなどして、従業員が孤独に感じないような対策を講じましょう。

産業医や産業保健スタッフに相談

 社内に産業医や産業保健スタッフがいる場合は、対応してもらうのもおすすめです。産業医や産業保健スタッフが従業員と面談し、医学的な立場から今後会社がどうすれば良いのかアドバイスをくれるでしょう。

 従業員のメンタルの状態によっては、産業医や産業保健スタッフから心療内科の受診を勧める場合もあります。

従業員のメンタル不調を防ぐためにできること

 従業員がメンタル不調に陥らないよう、会社側が日頃からできることもあります。

ストレスチェックをこまめに行う

 ストレスは、知らず知らずのうちにかかえやすいため、上司によるヒアリングや職場への満足度を調査するサーベイツールなどを使い、こまめにストレスチェックを行いましょう。

 従業員が少しでもストレスを感じていると判断した場合は、出社や食事会といったコミュニケーションの場を増やして、従業員を孤独にしないよう対処してあげてください。

十分な休息をとらせる

 メンタルを正常に保つためには、心も体も休ませる時間が必要です。できれば2~3日まとまった休みを与え、従業員が自分の趣味に没頭したり友人と遊んだりできる時間を作ってあげると心に栄養がいき、休暇明けの仕事も心機一転頑張れるでしょう。

テレワークでも従業員が気持ちよく働ける環境作りが大切

 テレワークは今後確実に浸透していくことが予想されるため、これを機に労働環境を見直し、従業員がテレワークでもメンタルを崩さないよう、気持ちよく働ける環境を作ることが必要です。

 孤独を感じやすいテレワークですが、会社側が積極的にコミュニケーションの機会を作り、従業員のメンタルをケアしていきましょう。

 従業員の心と体は会社にとって重要な資本です。従業員が働きやすい環境作りをすることで、生産性が向上し、売上や利益アップも期待できるでしょう。

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