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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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リンナイ、ヤマハも活用! 正しい情報に必要なタイミングでアクセスできるBtoBアプリの魅力

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プッシュ通知の開封率は3~40%も! リンナイ、ヤマハ事例

 実際に、BtoB用の自社アプリに着目する企業は急増しているという。具体的な自社アプリ活用事例としてセッションでは、リンナイとヤマハミュージックジャパンの2社が例として紹介された。なお、これらのアプリはクローズドで利用しているため、一般のアプリストアから入手できるものではない。

 

 まず、リンナイでは、「営業本部/販売管理部/DX促進グループ」にてアプリを活用している。取引先はガス事業者や工務店、設計事務所で、従来は会員制のウェブサイトを運用していたものの、なかなか閲覧数が伸びずに運用が形骸化してしまっていたという。そこでウェブサイトの刷新とともに、LINE、自社アプリも加えた運用に切り替えた。

 同社のアプリでは、カタログに記載する多くの情報をアプリにわかりやすくまとめたことで、必要な情報に辿り着きやすくした。顧客に対して電子カタログをリアルタイムで更新できることに加えて、動画コンテンツの活用を通じて、わかりやすい情報伝達も目指している。なお、アプリ導入後には、従来の半年分の動画再生回数を1日で超過し、プッシュ通知の開封率は30~40%に上るなどの成果が出始めている。

 

 続いて、ヤマハミュージックジャパンでは、楽器・音響機器の販売をする部署で自社アプリを活用している。同社が顧客にコミュニケーションを取る方法はふたつあり、ひとつは直接顧客にメールやSNSでアプローチする手段。もうひとつは特約楽器店――すなわち楽器の販売パートナーに対して営業パーソンが足を運ぶという手段だった。

 

 しかし、この構造の場合、顧客には最新情報が届いているのに、特約楽器店には最新の情報が届かないという状況が生まれてしまっていた。そこで、営業の負担を減らし、スピード感のある情報共有を行うための解決策として、自社アプリが採用された。アプリを採用した理由には、特約店スタッフが来店客に質問を受けた場合に、「PCのある場所まで行って調べるのではなく、その場でスマートフォンで調べながら答えたい」というニーズに応える側面もあったという。

 

 さらに自社アプリの導入によって、動画視聴で研修を効率化し、理解度を深めることも容易になったという。ペーパーレス化にもつながり、コスト削減も実現している。そのほかには、プッシュ通知を活用して届けたい情報にワンタップでアクセスできる仕組みも、同社のアプリ運用で工夫されているポイントだという。

 

ノーコードでアプリ開発が可能な「Yappli」とは

 ヤプリが提供するスマートフォンのアプリ開発をノーコードで行えるプラットフォーム「Yappli」を活用すれば、このようなBtoBアプリの開発も容易に行えるという。開発だけでなく、運用、データ分析までをカバーしている点も特徴だ。アプリリリース後は、1ヵ月間のレクチャー・サポートの体制も整えられている。また、セキュリティ面に関しては、各社が求めるセキュリティレベルに合わせて、MDMや各種認証に対応できるとのこと。

 なお、関係者へのインストール促進については、さまざま方法があるなかで「QRコードを見せ、取引先の関係者のスマートフォンでダウンロードしていただく、という地道なコミュニケーションが功を奏しているようだ」と高橋氏は語った。

 顧客との「単なるつながり」ではなく、継続的かつ共に事業を成長させていくためのつながりが求められる今、BtoBビジネスにおいても、スマートフォーンアプリが新たな選択肢になるだろう。

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この記事の著者

井上晃(イノウエアキラ)

ITライター・エディター。モバイル業界を中心に取材し、IoTやロボットなどを含め、多岐にわたるテーマの記事を雑誌やWebメディアで執筆。雑誌・ムックの編集にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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