キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート(以下、キヤノンS&S)は、見積作成と販売管理の連携をRPAで完全自動化することで、中小企業の働き方改革を支援する「お手軽見積サービス」の提供を2019年10月15日より開始する。
新サービス「お手軽見積サービス」は、NIコンサルティングの見積作成ウェブシステムと、オービックビジネスコンサルタント、ピー・シー・エー、応研株式会社の各販売管理システムを、ユーザックシステムのRPAツールで連携させ中小企業向けにシナリオをテンプレート化したサービス。
顧客はインターネットに接続できる環境であれば社外においてもクラウド上で見積もり作成、承認ができるようになる。見積書作成時のミス予防や価格間違いのチェックを行い、精度や効率をさらに上げるためのAI(人工知能)機能も搭載。あらかじめ会社として統一した見積フォーマットを用意して使用することができ、またクライアントPC内に見積データを残さないことで内部統制にもつながる。
顧客情報や商品マスタの一元管理も可能。さらに作成した見積書の内容は、RPAで自動的に販売管理システムと連携されるため、受注データへの二重入力の手間や入力ミスを削減することができ、営業活動の効率化が期待できる。
パートナー企業からのエンドースメント
株式会社NIコンサルティング 代表取締役 長尾一洋氏
「株式会社NIコンサルティングは、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様の「お手軽見積サービス」の発表を心より歓迎いたします。 働き方改革が叫ばれる中、本サービスにより、株式会社NIコンサルティングの「Sales Quote Assistant」で作成した見積書データを、RPAを介して自動的に販売管理システムに受け渡すことで、 生産性向上をもたらす業務改革が実現されます。 今後も株式会社NIコンサルティングは、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様との協業を通じて、中堅・中小企業のお客さまの経営課題解決、業績向上を支援してまいります」
株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長 和田成史氏
「キヤノンシステムアンドサポート株式会社における「お手軽見積サービス」のリリースを心より歓迎いたします。 OBCは、これまで20年の長きにわたり、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様のユーザーファーストのサポートの下、多くの奉行製品・サービスを提供し、お客さまの業務改善を実現してまいりました。企業における生産性向上と働き方改革が喫緊の課題となっている現在、既存のお客さまにも、またその他のお客さまにも提供が可能な「お手軽見積サービス」は多くの企業の課題を解決し、更なる顧客満足度の向上を達成できることを強く信じております。 今後、両社および関係各社のさらなる緊密な協業により、「お手軽見積サービス」と「商奉行」が共に発展することを期待しています」
ピー・シー・エー株式会社 代表取締役社長 佐藤文昭氏
「中小・中堅企業向け基幹業務ソフトを開発・販売するピー・シー・エー株式会社は、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様の「お手軽見積サービス」の発表を心より歓迎いたします。 本連携により、見積データを「PCA商魂」の受注データとして自動連携することで、データ入力作業を軽減し、業務効率を大幅に向上させ、お客さまの働き方改革に貢献できると確信しています。 今後もピー・シー・エー株式会社は、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様と協業し、お客さまのビジネスの発展を支援してまいります」
応研株式会社 代表取締役社長 原田明治氏
「応研株式会社は、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様の「お手軽見積サービス」のスタートを心より歓迎いたします。 株式会社NIコンサルティング様の見積作成WEBシステムおよびユーザックシステム株式会社様のRPAツールの組み合わせと、弊社の販売管理システム「販売大臣」との連携により、中小企業における営業活動の飛躍的な効率化を実現し、より高い価値をお客さまにご提供できるものと強く確信しております」
ユーザックシステム株式会社 代表取締役社長 石井伸郎氏
「ユーザックシステム株式会社は、中堅・中小企業向けの業務自動化ソフト「RPA」を開発・販売する上で、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様の「お手軽見積サービス」の発表を心より歓迎いたします。 当サービスにより、見積データを販売管理の受注データとして自動連携でき、データ入力作業が軽減し、業務効率を大幅に向上させ、お客さまの働き方改革に貢献できると確信しています。 業務の自動化は弊社の目指す働き方改革提案の中核となっており、弊社のRPA「Autoジョブ名人」を当サービスにご採用いただいたことで、より一層、キヤノンシステムアンドサポート株式会社様との協業を促進し、お客さまのビジネスの発展を支援してまいります」
キヤノンマーケティングジャパングループは2019年から3ヵ年の中期経営計画において、ITソリューション事業の売上高目標3,000億を2025年までに達成することを掲げている。そのなかでキヤノンS&Sが中核を成すエリアビジネスユニットでは、2018年に581億円の売上高実績を2021年には684億円まで拡大させる計画。キヤノンS&Sは保守サポート領域の拡大や顧客のIT活用のパートナーになることで、中小企業向けのITソリューションビジネスを強化・拡大していく。
キヤノンS&Sは、「お手軽見積サービス」を2022年12月末までに累計700社以上に導入することを目指す。