SALESCOREは、ソフトクリエイトにセールスイネーブルメントSaaS「SALESCORE」のオプション機能「Data Extension(データエクステンション)」が導入されたことを発表し、あわせて導入事例記事を公開した。

SALESCORE「Data Extension」の概要
「SALESCORE」は、SFAと連携し、営業データ入力やリスト作成、KGI・KPI予実管理や分析にかかる負荷を軽減するセールスイネーブルメントSaaS。ピュアセールスタイムの拡大、売れるメカニズムの解明、ボトルネックの特定などを支援する機能を備える。
オプション機能「Data Extension」では、SALESCORE内でSFA/CRMデータのある時点の情報を保存できる「スナップショット機能」と、新たにオブジェクトを作成してデータの蓄積ができる「カスタムオブジェクト機能」を活用できる。これによって、受注着地見込や見込案件の状況変化を直感的に把握できる形式で可視化でき、より精度の高い予測や迅速な意思決定、達成に向けた質の高いプランニングに時間・労力を割くことができるようになる。
サービス導入の背景
営業目標を安定的に達成し、特定の営業メンバーがあげる成果に依存せず組織全体の中央値を高めていくためには、精度と適切な粒度を兼ね備えた現状把握が必要となるが、把握すべき情報は多岐に渡る。ソフトクリエイトでは管理職・営業メンバーともに集計と確認に多大な時間と労力を要する状況にあった。
以前、SFAのスナップショット機能で解決することを模索したこともあったが、レコード数の上限や表示できる項目の制約などの関係で断念していた。その点が「Data Extension」で解消できることがわかったため、この課題を解決するために「Data Extension」の導入を決定した。
サービス導入後の効果
「Data Extension」導入後は、前週比で増減した金額の内訳がすぐに確認できるようになり、営業会議では「この100万円の変化はどの案件か」といった確認作業が不要になった。変化の大きいポイントをスピーディーに把握してSALESCORE内で定性情報も確認できるため、議論は未来に向けたアクションプラン策定に集中できるようになった。また、着地見込の精度も向上し、たとえば上半期の早い段階で下半期の計画に着手できるなど、意思決定のスピードが向上した。

ソフトクリエイト 営業本部 副本部長 富樫氏のコメント
ソフトクリエイトでは、“Speed & Change”の信念のもと、お客様のビジネス成長に貢献できる企業を目指しております。営業組織においても、データドリブンなマネジメントの推進に取り組んでまいりましたが、各種KPIの将来予測およびその精度の向上が大きな課題でした。
当社では以前よりSALESCOREを活用しておりましたが、このたび新たにリリースされたData Extensionによって、営業現場が抱える課題の解決やさらなる業務改善が期待できると考え、導入を決定いたしました。
今後は、より高度なデータ活用によるマネジメントの実現はもちろん、過去データの可視化による予測精度の向上や、多角的な差分分析を通じたメンバー育成・評価への活用を進めてまいります。そして、持続的に成長する営業組織づくりを目指し、お客様の変革を支えるパートナーとしての役割を果たしてまいります。