HubSpot Smart CRMの導入・運用支援を通じてRevOpsソリューションを提供する100(ハンドレッド)は、CRM導入後の「活用・定着・成果」にフォーカスした新サービス「戦略的CRM導入支援」の提供を開始した。

提供開始の背景
国内におけるCRM導入率が上昇する一方で、導入したものの現場に定着せず、期待どおりの成果を得られていない企業が存在する。実際、グローバル調査では50〜55%のCRM導入プロジェクトが失敗に終わっているとされており(出典:Johnny Grow,2023)、その背景には「目的や戦略の不在」「現場不在の設計」「業務との不整合」「データ品質の軽視」などの構造的な問題がある。

こうした失敗を防ぐには、単にツールを導入するのではなく、業務プロセスの中にCRMが自然に組み込まれ、データに基づいて判断・行動できる状態を設計・定着させることが必要となる。
サービスの概要と特徴
CRM導入が成功するプロジェクトでは「経営層の関与」「現場を巻き込んだ設計」「業務プロセスへの自然な統合」「データガバナンスの確立」など、組織的な整備がなされている。本サービスは、こうした成功パターンを標準化し、プロジェクト全体に組み込むことで、CRM導入の成果創出を支援する。
主な特徴は次のとおり。
“CRM導入=成功”ではないという前提に立った導入戦略の構築
成功の定義を「活用され、成果が出ている状態」と捉え、導入目的の明確化から、体制設計・社内浸透までを一貫して支援する。
部門横断での業務設計とデータ整備を重視
営業・マーケティング・カスタマーサポート部門を巻き込んだ要件定義を実施。導入前後のデータクレンジングやルール整備も含め、運用開始後の精度と活用性を高める。
現場ユーザーの巻き込みと定着化までを視野に入れた支援体制
ヒアリング・テスト・トレーニング・初期運用サポートなど、ユーザー定着に向けたプロセスを設計し、CRMが自然に使われる状態を可能にする。
導入済み企業への再設計・再活用支援にも対応
すでにCRMを導入済みで活用していない企業に対し、現状の課題を洗い出し、再構築・改善・定着支援まで、包括的に提供する。