Sansanは、コミュニティーサクセスプラットフォーム「Commune(コミューン)」を提供するコミューンが、営業DXサービス「Sansan」の新ソリューション「デジタル名刺ソリューション」を導入したことを発表した。

コミューンでは、新規顧客や協業パートナーの開拓に加え、エンジニアやCxO人材を含む各職種の採用に注力する中で、展示会やマーケティングカンファレンス、採用イベントなどに多数出展し、自社の認知と接点の拡大を図ってきた。
一度に大量の名刺交換が発生することもある一方で、リソースに限りがあるため、名刺交換後のフォローを十分できているとは言えない状況だった。
さらに、検討期間が比較的長い商材であることから、紙の名刺を渡すだけでは相手に忘れられてしまう可能性もあり、さらなる事業拡大の実現に向けて、長期的な視点で1つひとつの出会いを十分に活かせていないことが課題になっていた。
このような背景から、名刺交換をしたすべての相手にデジタル名刺メールを届けることができるデジタル名刺ソリューションを導入。短期的な成果だけでなく長期的な関係構築が可能となる体制を構築した。
導入後に期待する効果
デジタル名刺メールの送付機能で、すべての出会いを最大化
デジタル名刺ソリューションは、紙で名刺交換をした場合でも、自分が受け取った名刺をスキャンするだけで、相手に自分の名刺情報が記載されたデジタル名刺メールを自動送付できる。展示会などで一度に多くの名刺を交換した場合も、すべての相手に自分のデジタル名刺を届けることが可能となる。
また、デジタル名刺メールは、必要最低限の情報が記載された「名刺」としてシンプルな形式なため、メールマガジンなどを送りづらいハイレイヤー層に対しても、名刺交換後の自然な接点維持が可能となる。
採用活動における人材との関係構築を強化
採用イベントで紙の名刺を交換した相手へ、翌日にはデジタル名刺メールを自動送付できるため、接点を途切れさせることなく維持できる。相手に自社の印象を確実に残すとともに、すぐに選考へ進まなくても、後日改めて連絡をもらえる状態を構築できる。
限られたリソースの中で採用活動における機会損失を抑えながら、中長期的な採用成果へつなぐことが可能となる。
コミューン 執行役員CMO Commune日本事業責任者 杉山信弘氏からのコメント
私たちの事業において、名刺交換を通じて生まれる出会いは非常に重要な意味を持っています。特に当社が提供するコミュニティサクセスプラットフォームは、顧客企業にとって「絶対に必要」よりも「あるとより良い」存在であり、名刺交換から必ずしもすぐにビジネスにつながるものではありません。しかし、その出会いを大切にし、丁寧なコミュニケーションを継続することで、半年後、1年後に新たなビジネスチャンスが生まれることを多く経験してきました。
今回のデジタル名刺ソリューションの導入により、営業活動に直結する関係性だけでなく、企業間の多様なつながりを築いていきたいと考えています。具体的には、既存顧客との関係強化、新たな協業の可能性の模索、そしてエンジニア採用における関係構築など、様々な場面での活用を想定しています。このソリューションを通じて、一つひとつの出会いから生まれるビジネスの種を大切にし、事業をより広く発展させていきたいと考えています。