ジオコードは、開発するクラウド営業支援・顧客管理ツール「ネクストSFA」の新機能「AI商談レポート機能」を2025年6月2日にリリースすることを発表した。

開発の背景
近年、オンライン商談の普及に伴い、営業担当者は商談後の議事録作成や、商談時のさまざまな情報の記録に時間を費やす傾向にある。この課題を解決するため、ジオコードはAI技術を活用し、商談内容の要約や商談履歴の自動登録を可能にする「AI商談レポート機能」を開発した。
新機能の概要
Google MeetやZoomなどのウェブ会議サービスで記録された商談動画ファイルを「ネクストSFA」にアップロードすると、次の処理を自動で実行する。
- AIによる文字起こし:アップロードされた商談動画の内容を、AI技術を用いてテキスト化
- AIによる要約:文字起こしされた内容をAIが解析し、商談のポイントを自動で抽出・要約
- SFA(顧客管理ツール)への自動連携:文字起こしされた議事録とAIによる要約結果は、「ネクストSFA」の該当する商談履歴に自動的に登録
導入の利点
- 議事録作成時間の削減:商談内容の文字起こしや要約にかかる時間を削減し、営業担当者はよりコアな業務に集中できる
- 記録漏れの防止と精度の向上:AIが客観的に内容を記録するため、担当者による記録漏れや主観による解釈のずれを防ぎ、商談内容の正確性を向上させる
- 情報共有の効率化:商談履歴に議事録と要約が自動登録されるため、チーム内での情報共有がスムーズになり、連携を強化する
- 商談の見える化:AIによる商談レポート機能を活用することで、「今後の流れが明確になっているか」「クロージングが適切に行われているか」など、商談におけるポイントが体系的に整理される。これにより、各商談の進捗状況や課題がわかるようになり、営業マネジメントやフォローアップの精度が向上され、商談力の強化にもつながる
- 過去の商談内容の有効活用:過去の商談議事録を検索・閲覧できるため、ナレッジの蓄積や営業戦略の立案に役立つ