日本電気株式会社(以下、NEC)とBox Japan(以下、Box)は、クラウド・コンテンツ・マネジメント分野での協業に合意したことを発表。NECのBox導入の知見をもとに企業の働き方改革や業務の生産性向上を支えるソリューションを開発、両社で提供する。
NECは2017年よりBoxを販売、そのエコシステムと連携した製品開発、ID管理ソフトウェアやファイルサーバー統合管理ソフトウェアといったソリューションの提案、導入支援を行ってきた。FY19(2018年2月~2019年1月)にはBoxから「Best Ecosystem Solution of the Year」も受賞している。
そして今回、NECグループの中期経営計画を実現するデジタル経営基盤の中核を担う「ワークプレイス変革」のシステムにBoxを導入。迅速な情報共有やテレワークなど、従業員の意識改革や働き方改革につながり、パフォーマンスや業務の生産性向上を目指している。NECは、グローバル情報共有基盤にBoxを採用した国内最大規模のユーザーとなる。
AIの分野においてはNECの顔認証技術によるBoxへのログインや、自動応答技術を活用したエンドユーザーヘルプデスクなどのソリューションも顧客に提供する予定。
また、両社は、NECの豊富な実績に基づき開発している業種・業務に特化したパッケージソリューションと、世界で95,000社が導入するBoxのユースケースを組み合わせ、顧客の働き方に関する課題を解決するソリューションを提供する。このために、NECでは、Boxの導入支援および顧客の業務システムとの連携開発などを行うエンジニアを今後3年間で100名に増員する。