パスコはクラウド型商圏分析ソフト「MarketPlanner」の新バージョンをリリースした。
リリースの背景
パスコが提供している「MarketPlanner」シリーズは、地理空間情報と調査データから候補物件の売上予測や立地分析などの客観的データから定量的に評価し、出店計画の意思決定を支援する。国勢調査や商業統計の各種統計情報や自社店舗、競合店舗、既存顧客などの情報を地図上に取り込み可視化し、レポートとして提供することで、店舗出店に関わる意思決定をサポートする。
今回新バージョンとして提供を開始するクラウドサービス版「MarketPlanner」では、データ収集の迅速化による業務時間の短縮、レポート作成の簡素化による生産性向上、また、定量的なデータに基づいた意思決定に有効な機能を強化した。
リリースした機能・データ
1.立地タイプごとの商圏判定機能を追加
ロードサイドやビルインなど複数のタイプを設定することができるようになった。これにより、異なる立地条件や複数業態の物件管理など、条件に応じた判断が可能となる。
2.統計データ表示・分析機能の追加、改良
出店判定に関わるさまざまな分析ニーズに応えるため、クロスランキングに加えシングルランキング表示を追加した。さらに、ユーザーからの要望で複数物件の商圏一括表示や横並び比較の機能を強化している。これにより、戦略立案や出店判断を、効率的行うことが可能になる。
3.競合店データを標準搭載
競合店データは、商圏判定レポートや候補物件への競合店影響度の判定に利用され、出店判定業務の精度向上に役立つ。