エムフロは、運営するクラウディア導入事例制作サービスにて、仕事をしている男女500人を対象に「仕事をしたくない理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化した。
仕事をしたくないと思うことがある人は95.4%
仕事をしている500人に「仕事をしたくないと思うことがあるか」と質問したところ、「よくある」「たまにある」の回答が合わせて95.4%になった。「よくある」と答えた人だけでも半数を超えていることから、日常的に「仕事に行きたくない」というストレスを抱えている人も多いことがわかった。
仕事をしたくない理由1位は「人間関係に問題がある」
仕事をしたくない理由の1位は「人間関係に問題がある」で89人だった。次いで、2位「仕事内容に不満がある」が83人、3位「体調不良・疲労の蓄積」が80人、4位「労働時間が長い」が53人と続いた。
仕事内容そのもの以外の「人間関係」が1位という結果に。また「体調不調」「労働時間」など疲労に関係しそうなものや、「給料への不満」「評価されない」など待遇面への不満もあがった。
<1位 人間関係に問題がある>
- 苦手な職員が出勤している日は行きたくないと思う(20代 女性)
- 人間関係に関する悩みがほとんどです。仕事の作業自体は好きなのですが、悪口への同調圧力が一番辛く感じます。身内の自慢話を延々と聞かされることも苦手です(50代 女性)
<2位 仕事内容に不満がある>
- 自分に合った仕事ではないとわかっているので、ストレスを感じる。もっと自分に合った仕事だけをしたいと思う(30代 女性)
- 仕事が単調で面白くない(40代 男性)
<3位 体調不良・疲労の蓄積>
- 体力仕事なので、週の終盤になると疲れが出てきて「仕事に行きたくないな」と思います(30代 女性)
- 40代になって、体の不調が増えて辛い(40代 女性)
<4位 やりがいを感じられない>
- お金のためにしか働いていないので、潤沢な資産があれば働かないと思う(30代 女性)
- どのように評価されているのかわからず、自分の取り組みが正しいのかわからないこともあり、やりがいを感じないときがある(50代 男性)
<5位 労働時間が長い>
- 仕事の時間が長くて、自分の自由な時間が十分とれない(20代 女性)
- 残業が多く、労働時間が長いため(30代 男性)
<6位 給料に不満がある>
- 人手不足で仕事量が多すぎるのに、給料が見合っていない(20代 女性)
- どんなに頑張っても給料が上がらない(30代 女性)
<7位 努力しても評価されない>
- 私たちの業務が、上司から軽視されていることがわかったため(30代 女性)
- 自分の仕事の大変さがあまり理解されていないように感じてしまい、苦しくなることがしばしばです(40代 女性)
- いびつな人事評価制度で不当に低い評価をされたとき。どんなに頑張って仕事をしても評価されないこと(50代 男性)
仕事をしたくないと思って実際に休んだことがある人は40.4%
仕事をしたくないと思ったときに、実際に休んだ経験があるかを質問したところ、4割を超える人が休んだ経験をもっていることがわかった。
「ある」と答えた人が仕事をしたくない理由としてあげたのは「体調不良」「同僚に毎日嫌味を言われる」など。「寝不足で集中できず、仕事をしたくなくなる」「人間関係に疲れてしまい、逃げたい」といったケースがあると推測できる。
仕事をしたいと思える条件は「納得できる給料をもらえる」
では、どのような条件や環境なら仕事をしたいと思えるのかと質問したとろ、1位は「納得できる給料をもらえる」で126人だった。次いで、2位「人間関係にわずらわされない」が111人、3位「休日が多い・休みやすい」が106人と続いた。
「仕事したくないと思う理由」では「給料への不満」は6位にとどまっていたが、仕事したい条件では、給料を選んだ人が1位で、「さまざまな問題があっても、給料が高ければ我慢できる」という人が多いと推測できる。
<1位 納得できる給料をもらえる>
- 激務でも、激務に見合った給料がある(30代 女性)
- 年収が650万円以上であればやる気が出る(30代 男性)
- やりがいのない仕事であっても、やればやるほど収入に直結する仕事(40代 女性)
<2位 人間関係にわずらわされない>
- 人の意見に耳を傾けてくれて、意見を取り入れようと前向きに検討してくれる上司がいる。提案したことを全て否定してくる人がいない(30代 女性)
- 人間関係が和やかで、仕事上の悩みや疑問を気軽に相談できる職場(50代 男性)
<3位 休日が多い・休みやすい>
- 有給休暇が取りづらいので、もっと休める環境なら嬉しいです(50代 男性)
- 子の看護休暇がきちんととれる(30代 女性)
<4位 自由度が高い>
- 仕事量や勤務時間を自由に調節できる(20代 女性)
- 自分のペースで自由な時間に働ける(30代 男性)
- 柔軟な働き方ができる(40代 男性)
<5位 評価してもらえる>
- 自分の仕事に対してリアクションを返してほしい。今は成果物を提出しても、褒められもせず怒られもせず、何のリアクションもない(40代 女性)
- 自分が上の人からどう評価されているかわからないので、評価を教えてほしい(50代 男性)
仕事をしたくないときのモチベーション1位は「給料をもらうこと」
仕事をしたくないときのモチベーションを聞いたところ、1位は「給料をもらうこと」で148人だった。次いで、2位「休日・仕事後の楽しみ」が108人、3位「家族・恋人の存在」が77人、4位「趣味による気分転換」が50人と続いた。
<1位 給料をもらうこと>
- 「推し(野球選手)に会うため、お金を貯めなきゃならない!」「美味しいものを食べるため、お金を貯めなきゃならない!」と心に言い聞かせる(20代 男性)
- どんなにやりがいがなくても、つまらなくても、やることがなくて暇でも、確実にお給料がもらえること(40代 女性)
<2位 休日・仕事後の楽しみ>
- 退勤後に家族と食べる食事や趣味のことを考えて、食事や趣味のために頑張る(40代 女性)
- 次の休暇について考える(50代 男性)
<3位 家族・恋人の存在>
- 恋人から「お疲れさま」と声をかけてもらえると今日も頑張ってよかったなと思えて、また明日も頑張ろうと自分を動かすモチベーションになります(20代 女性)
- 休憩中に息子の写真や動画を眺める(30代 女性)
- 家族を養うという義務感(50代 男性)
<4位 趣味による気分転換>
- 音楽をかけて、気持ちを落ち着かせる。昼休みに漫画を読んで現実逃避する(30代 女性)
- 通勤電車の中で、自分の好きなことをやってリフレッシュ(40代 男性)
<5位 仕事のやりがい>
- 一緒に仕事をしている仲間に自分のした仕事を喜んでもらえたりすると、もうちょっと頑張ろうと思えます(40代 女性)
- 自分のやっている仕事が、取引先の問題解決につながると思うようにしている(60代以上 男性)
【調査概要】
調査対象:仕事をしている人
調査期間:2024年8月29~31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性333人/男167人)
回答者の年代:10代 0.8%/20代 23.0%/30代 35.8%/40代 26.4%/50代 11.6%/60代以上 2.4%