三菱地所レジデンスは、新築分譲マンションの販売において、Umee Technologiesが開発するコネクテッドセールス・プラットフォーム「Front Agent（フロント エージェント）」の導入によるAI×商談の実証実験を開始した。実証実験は、2024年7月20日（土）よりモデルルームを公開している「ザ・パークハウス 宮前平二丁目」および同年7月2日（火）よりホームペ―ジを公開している「ザ・パークハウス 麹町三丁目」にて実施している。
コネクテッドセールス・プラットフォームとは：営業プロセスにおけるマーケティングからカスタマーサクセスの各領域がシームレスにデータ活用され、経営活用・人材活用にまでコネクトするインフラ基盤のこと
実証実験実施の背景
三菱地所レジデンスでは、顧客ロイヤルティの向上に注力する中で、これまでNPSアンケートの実施や、それに伴うPDCAサイクルの運用などさまざまな取り組みを行ってきた。そのうえで、顧客ロイヤルティの向上に対する販売担当者の役割の重要性に鑑み、販売担当者が行う商談記録を作成する文字起こしやデータ化によるAI解析の実証実験を実施するに至った。
「Front Agent」の導入により、高い精度の文字起こしによる商談記録作成やAI解析の実現が見込まれ、商談内容のデータ活用により営業力の向上を図るとともに、さらなる顧客ロイヤルティの向上を目指す。
導入により期待される効果
販売チームスキルのさらなる向上
「Front Agent」導入により、従来は見えにくかった顧客のニーズに沿った商談の内容がAIの解析データによって客観的に見えるようになり、販売担当者同士が客観データをもとに意見交換を行い、成功パターンを共有することができる。販売担当者は、若手もベテランもより具体的に質問・助言ができるようになり、チーム内コミュニケーションの活発化と学習機会の創出にもつながる。その結果、販売チームのスキルがさらに向上し、商談において、顧客ロイヤルティの高い商談体験を提供できるようになることを期待している。
業務の効率化
今回の導入により、リアルタイムでの文字起こしで自動的に商談記録が作成され、さらにAIにより要約されることから、商談後に行う商談記録の顧客DBへの入力内容の平準化・効率化の実現も副次的な効果として見込まれ、より一層顧客サービスに注力できることを期待さしている。
