「顧客起点」でおこなう営業手法「インテントセールス」を実現する「Sales Marker(セールスマーカー)」を開発・提供するSales Markerは、オリックス・キャピタルから出資を受けたことを発表した。あわせて、オリックスと顧客紹介に関する業務提携契約を締結した。
今後、Sales Markerとオリックスグループは協業体制を構築し、インテントセールスを通じた効率的な営業活動を推進することで、企業の労働力不足などの課題解決や持続可能な成長を支援する。
経緯
オリックスは、祖業であるリース事業を起点に、多角的な事業を通じて培った顧客基盤を全国に有し、各都道府県における企業の課題解決に強みを持つ。本提携では、オリックスの取引顧客に向けたSales Markerの販売提案により、より幅広い顧客層へのインテントセールスの浸透を目指す。
あわせて、オリックスの一部の部署でSales Markerを導入し、ユーザーとしての観点もふまえたSales Markerの活用方法や販売推進についての定例協議を実施する。
内容
1.資本提携の内容
Sales Markerは、第三者割当増資により、オリックス・キャピタル(※)から1億円の出資を受ける。
※オリックス100%出資
2.業務提携の内容
Sales Markerは、オリックスと顧客紹介に関する業務提携を締結し、オリックスの全国の取引顧客に向けたSales Markerの販売提案などを共同で推進、インテントセールス浸透を目指す。
オリックス 法人営業本部副本部長 澤田健児氏のコメント
オリックスグループは全国に営業ネットワークを有し、さまざまな業種のお客さまが抱える経営課題に対してソリューションを提供し続けています。近年は労働力不足、生産性向上という経営課題を抱えるお客さまが増加しています。株式会社Sales Marker様のインテントセールスという新時代の営業手法に共感するとともに、オリックスとして今回の資本業務提携を大変嬉しく思います。今後も協力のうえ、経営課題解決のソリューションツールとして顧客紹介を実施し、お客さまの成長を支援してまいります。
Sales Marker 代表 小笠原羽恭氏のコメント
「Sales Marker」は、国内で唯一のインテントセールスSaaSとして、ローンチから2年でYoY事業成長率約600%と急成長しております。サービス開始から一貫して導入企業様の売上拡大に貢献することを追及し、機能要望やインテントセールスへの期待に応えるべく、生成AI等の最新技術を取り入れた機能アップデートを行っています。その結果、2023年は1年間で約2,000の新機能を「Sales Marker」に実装しました。
今回のオリックス様とのパートナーシップにより、インテントホイールの概念に深く共感をいただき、一緒に取り組みを進められることを大変嬉しく思っております。営業を取り巻く環境は慢性的な人材不足やノルマを苦にした離職リスクなど、未だ多くの課題があります。これらの課題を解決すべく、セールスとマーケティングを掛け合わせることでより包括的な価値提供が可能となった「インテントセールス」を通じて、引き続き全ての企業の成長に貢献してまいります。