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大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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immedio、DNX Venturesをリードとして3.5億円のシリーズA調達を実施

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 インバウンド商談SaaS「immedio(イメディオ)」を提供するimmedioは、シリーズAラウンドにてDNX Ventures、DEEPCORE、Sansan、G-STARTUPなどを投資家に迎え、3.5億円の資金調達を実施したことを発表した。本ラウンドにて、累計調達金額は5億円となった。

事業の背景

 BtoB事業におけるウェブマーケティングの広がりを受け、顧客の問い合わせや資料請求から設定されるインバウンド商談の重要性が高まっている。顧客のアクションを起点にするインバウンド商談においては、営業からのアクションで設定されるアウトバウンド商談と比べて、受注率が約2倍高くなることがわかっている(※1)。

 グローバルの統計では問い合わせなどからの商談化率は50%前後とされているが、日本のインサイドセールスにおける商談獲得率は25%程度に留まるとされている(※2)。商談化率が低い背景は次のとおり。

1.営業担当からのフォローアップが遅く、顧客の興味関心が薄れてしまう

2.顧客に関する情報が少なく、適切な提案ができていない

3.営業側のリソース不足で、しっかりフォローアップできていない

※1:HockeyStack「Marketing Influence on Outbound Deals

※2:FirstPageSage「B2B SaaS Funnel Conversion Benchmarks

「immedio」の特徴

 インバウンド商談SaaS「immedio」は、「1.商談の自動獲得」「2.商談の自動割り振り」「3.追客の自動化」「4.カスタマージャーニーの改善」「5.インサイドセールス業務の効率化」「6.リード情報の取り込み・CRM連携」を通して、インバウンド商談の獲得効率を改善する。

「immedio」の機能のひとつである「商談の自動獲得」は、顧客の温度感がもっとも高い問い合わせや資料請求直後のタイミングを取りこぼさないための機能。ウェブサイト上のポップアップで営業担当の空き時間をリアルタイムで提示。顧客がクリックすることで、会議通知の送付、ウェブ会議の設定といったアポ処理業務が完了する。夜間や土日も常に自動で商談を獲得する。

immedio画面イメージ

 また、特許技術を利用した顧客と営業担当のマッチングも可能。顧客が資料請求フォームで入力した情報、企業データベースから取得した情報、Salesforce上の商談履歴などをもとに、自動で適切な営業担当を判定する。商談が不要と判定された場合、日程調整のポップアップは表示されない。

マルチプロダクト化の進展

「immedio」はオンラインマーケティング向けのツールだが、コロナ禍明けで重要度が高まる展示会などのオフラインマーケティングでも活用できる。展示会においては、獲得した名刺とアンケートのデータ化に時間がかかり、98%の企業がフォローアップまでに2日以上かかっている(※)。その課題を解決するため、名刺のOCRから現地での商談獲得までを一貫して行えるツール「immedio Forms」を2023年9月にリリースした。

※ハンモック「展示会出展の実態調査

調達資金の使途

 今回調達した資金は、主に「新しいバーティカルでのPMFの模索」「インバウンド商談をさらに加速する新機能の開発」に投資する。「immedio」はBtoB SaaSでの利用が広がっているが、不動産や転職などBtoC事業においても活用が進んでいる。マーケティングと営業に積極投資し、新しいバーティカルの開拓を進めていく。また機能面では、カバーできる顧客接点の拡張やAIの活用を通して、より多くの質が高いインバウンド商談創出にコミットすることを目指す。

引受先からのコメント

DNX Ventures Managing Partner・Head of Japan 倉林陽氏

DNX Ventures Principal 中野智裕氏

「シリーズAをリードさせていただき大変嬉しく思います。浜田さんが誠実に課題に向き合い、Must Haveなプロダクトを育てていく過程や、実直で規律ある優秀なタレントを次々に仲間にして、カルチャーが醸成されていく様子を、頼もしく見てきました。immedioの価値の拡がりによって、買い手と売り手の出会いはさらに滑らかになるはずです。DNXが重点的に支援してきた多くのセールステック企業も驚くようなインパクトをimmedioがもたらすように、今後も力強く応援して参ります」

DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合 (運営会社:ディープコア) Executive Investment Director 左英樹氏

「特にB2B領域における営業活動において、その『質とタイミング』の重要性が高まっています。immedioを活用すれば、見込み顧客が商材に対する意識が最もホットな問い合わせのタイミングで、商談化を実現することができ、顧客特にインサイドセールス担当者にとって重要なテーマである『効果的・効率的な商談獲得』を実現することができます。また、労働生産性の向上が叫ばれる中、The Model型の営業組織の一つであるインサイドセールスの業務は、まだその改善余地が未だ大きいです。immedioのツールが広まることにより、顧客企業にとって最重要なテーマである、効果的・効率的な商談獲得の実現に加え、営業・インサイドセールスの生産性向上に寄与し、営業現場におけるDX実現につながることを期待しています。今後も同社の成長をサポートしていきます」

Sansan 取締役・執行役員・CFO 橋本宗之氏

「前回のシードラウンドでの出資以来、immedioの着実な成長を間近で見ることができ、改めてimmedioが向き合っている商談獲得における課題とその周辺領域のポテンシャルを実感したため、今回追加出資させていただきました。

 浜田さんはSansanのアルムナイであると同時に、ともに営業DXに向き合う仲間でもあり、今後のチャレンジもご一緒できることを楽しみにしています。

 Sansanのこれまでの経験やアセットを活かし、引き続きimmedioをサポートさせていただきます」

G-STARTUP G-STARTUP事務局 澤渡美帆氏

「G-STARTUP 8th batchにご参加いただいたこときっかけにご支援させていただいています。浜田さんはインサイドセールスにおける深い現場理解と圧倒的な熱量で、領域の複雑な課題に真っ向から挑まれている素晴らしい起業家です。鋭い洞察力と高い行動力でプロダクト、事業プランを磨き上げ、Demo Dayでは見事優秀賞に輝かれました。今回の資金調達を通して、組織拡大を一層加速させることで、業界を牽引するリーダーとしてさらなる飛躍を遂げてくれることを期待しています。そしてユニコーン企業へと成長されることを心から応援しています!」

immedio 代表取締役 浜田英揮氏のコメント

immedio 代表取締役 浜田英揮氏

「私は前職Sansanでインサイドセールスと出会いました。ビジネスの司令塔としての役割を持ちながら、日中の時間の多くが架電に取られ、その8割がお客様と接続出来ていないという現状に、強い課題感を抱きました。

 企業の成長は常に営業の人数と比例します。それならば、営業の業務からムダを無くし、今と同じ人数でより多くの顧客を担当することができれば、日本企業の成長がさらに加速されるのではないか。それがイメディオ創業の原点です。

 今回の調達資金を活用し、『なめらかな出会い方をデザインし、価値の流通を加速する』というミッションの実現に向けて、チーム全員で邁進して参ります」

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