JSOLは、佐賀銀行へAIチャットボットサービス「Collam(コラム)」を提供することを発表。
佐賀銀行では、AIを活用した行内照会業務のサービス標準化を目指し、7月よりチャットボットの運用を開始する。AIを活用することで、行員の育成をサポートするとともに、本部・営業店双方の業務負荷を軽減し、さらなる業務効率化・生産性向上を図ることが目的。
金融機関における業務が多様化・専門化するなかで、佐賀銀行においても営業店から本部への質問や照会が増加しており、本部における電話応対負荷の軽減や、各業務の正確な事務知識の習得が急務となっていた。そこで、それらの課題に対応するため、AIを搭載したチャットボットを導入することとなった。
佐賀銀行では、選定のポイントは「回答精度向上のために実施する学習作業の負担をいかに軽減できるか」だと考えた。「Collam」はシステム自身が学習データを生成し、さらにどのようなデータを登録するかを管理者に示唆するなど日々の学習作業負荷が低いことから、採用を決定したという。
「Collam」は チャット形式の対話を通じ、質問者からの問い合わせに対し適切な回答を自動で行うシステム。AIを活用した文章の解釈と状況に応じた柔軟な対応により、自然な対話を実現する。本システムは、三井住友銀行が日本マイクロソフトと共同開発・製品化したものを、JSOLがMicrosoft Azure上でクラウドサービスとして提供しているという。