immedioは、商談の取りこぼしをなくし受注を伸ばすリード商談化ツール「immedio」の新機能として、Salesforceとの連携機能の提供を開始したことを発表した。
インサイドセールスが商談を差配するにあたっては、見込み客がフォームで入力した情報だけではなく、Salesforce上に存在する過去の商談履歴や起業データベースから取得した情報が必要になることが多い。その結果として、商談の差配が自動化できず時間がかかってしまい、見込み客との接触タイミングを逃してしまうといった課題があった。
immedioのSalesforce連携機能は、見込み客の識別情報(メールアドレス、法人番号、Cookieなど)をキーにSalesforce上の情報を取得し、担当の差配や商談予約の獲得といったアクションを自動化する。
プロダクト概要
1.顧客情報取得機能
immedioではフローチャートルーターと呼ばれる機能を使うことで、見込み客に付帯する情報(メールアドレス、業種、都道府県など)をもとに商談差配を自動化する。今回開発された顧客情報付与機能を活用することで、Salesforce上に蓄積された顧客情報(現行契約の有無、担当者など)も使って差配を行うことが可能になる。
immedioから参照できるオブジェクトは、リード、取引先責任者、取引先の3種類。これらのオブジェクトから、メールアドレスや法人番号を使って見込み客と合致するレコードを抽出。当該レコード上の情報を使って、次のアクションを取ることが可能になる。
- 各レコードに紐づく人物情報(所有者など)を使って、担当者に商談を差配
- 各レコードの属性情報(現行契約の有無、企業規模など)を使って、商談の是非・担当グループを判断
2.ウェブ再訪者フォローアップ機能(Account Engagement連携)
資料請求などのタイミングで商談を予約しなかった見込み客に対してインサイドセールスは、マーケティングオートメーションの情報を活用しながらアプローチのタイミングを図る。
immedioのウェブ再訪者フォローアップ機能を使うと、タイムリーなアプローチを自動化することが可能になる。immedio利用企業はAccount Engagment内にターゲットとする見込み客のリストを作成(イナミックリストも利用可能)。このリストに含まれる顧客がウェブサイトに再訪するとimmedioが自動で感知し、ウェブページ上で商談予約のポップアップを自動で表示することを図る。
3.データ入力補助機能
インサイドセールスが顧客と直接会話して商談を設定する際、(1)適切な担当グループを判断したうえ、複数の営業担当のカレンダーから空き時間を確認する、(2)日程が確定したらSalesforceから顧客情報をコピーし、会議通知を送信する、(3)ウェブ会議のURLを発行する、(4)Salesforce上にToDoを作成するなど、さまざまな作業が発生する。そのため、多くの工数が取られ、ミスが起こりやすいなどの課題があった。
immedioのデータ入力補助機能を使うと、Salesforceのリードや取引先責任者の情報を自動で転記し、入力での工数やミスが削減できる。また、複数の営業担当の空き日程を表示して、ワンクリックで商談を確定。ウェブ会議のURLの発行、ToDoの作成、リマインダー送信なども自動化するので、1件平均15分程度かかるとされるアポ処理業務を効率化することが可能になる。
顧客のコメント
・LayerX バクラク事業部マーケティング部マネージャー 松本淳氏
「Salesforceからのデータ入力補助機能を使うことによって、お客様の属性やご興味のあるプロダクトによって変わってくる担当者を自動で判定でき、業務効率が上がっています。また、氏名やメールアドレスが自動でコピーされるため個人情報の取り違えも起こらず、安心して業務に当たれています」
・jinjer インサイドセールス部 Opsユニット ユニットリーダー 藁谷義明氏
「非常に多くの企業がSalesforceを基幹システムとして活用しており、ツール選定においては、Salesforceとスムーズに連携できるかどうかがとても重要視されるようになってきていると思います。
今回、immedioでもSalesforceの連携機能を強化されたとのことで営業現場での活用可能性が飛躍的に上がるのではないかと期待しています。弊社はデータ入力補助機能を活用させていただいていますが、工数の削減はもちろんメールの誤送信のリスクが大きく減少しました。
また、弊社は差配ルールが非常に複雑なので、顧客情報取得機能も活用したいと思っています」
・hacomono インサイドセールスリーダー 竹内詢氏
「immedioのウェブ再訪者フォローアップ機能を活用しています。ターゲット顧客のウェブ再訪だけでも相当な量になるため、インサイドセールスが全件フォローするには負担が大きいという課題がありました。immedioの機能を活用してホット顧客を自動で商談化できるのがとても助かっています」