バディマーケティングは、提供するマーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)と顧客管理ツール(以下、CRMツール)のデータ連携サービス「バディコネクト」がレコモットに採用され、「SATORI」と「Zoho CRM」を活用したメールマーケティングによりホワイトペーパーダウンロード数およびメール開封率が向上し、見込み顧客への能動的なアプローチの展開が可能になった導入事例を発表した。
導入の背景
レコモットは、クラウド型リモートアクセスサービスを提供するITサービスプロバイダー。
同社のサービスは、セキュリティ要件が厳しい大手企業や官公庁で多く導入されていることもあり、リード創出から受注に至るまでに1年以上かかるケースも珍しくない。その間、適切な距離感でアプローチし続ける効果的なメールマーケティングを行う必要がある。しかし既存のメール配信ツールでは、配信設定が複雑である顧客管理ツール(CRM)との連携がスムーズにいかない、海外製のためサポートが十分でない、といった問題が生じていた。
そこで同社は、国産MAツールならではのきめ細かなサポートや直感的な操作性や、まだリスト化されていない匿名客へのアプローチが可能な機能などを評価し、「SATORI」の採用を決定。さらに、これまで連携に課題を抱えていた「Zoho CRM」とのスムーズな連携を構築するため、「SATORI」及び「Zoho」の両製品のパートナーであるバディマーケティングが提供するデータ連携サービス「バディコネクト」を導入。
「Zoho CRM」と「SATORI」の連携に「バディコネクト」を用いたところ、リアルタイム同期による迅速なメール配信が可能になり、見込み顧客への能動的なアプローチを行うことが可能となった。
「リード発生から受注までの間、適切な距離感を保ったまま継続的にアプローチし続けることは非常に難しいものです。今回のツール見直しは、そのためにも必要な取り組みでした」
「SATORI導入後はホワイトペーパーダウンロード数およびメール開封率が向上し、見込み顧客への能動的なアプローチを行えています」
SATORI+バディコネクトの選定理由
1. 国産MAツールの安心感
既存の海外製品で経験した設定の煩雑さや限定されたサポート範囲、問い合わせの回答を得るまで時間がかかるなどの運用上の問題を踏まえ、国内メーカーならではのサポートのきめ細かさや豊富な機能群、そして直感的な操作性に定評のあるSATORIの「SATORI」が採用された。
2. 運用サポート体制と製品への理解度
バディマーケティングは単にツール間の連携実装だけではなく、「Zoho CRM」の個別機能や仕組みを熟知していたため、「SATORI」との連携で実現したい業務フローの共有がスムーズに進んだ。そのため、導入後の運用フェーズでも信頼できるパートナー企業だと判断された。
3. リアルタイムで安定したデータ連携
既存のメール配信ツールでは顧客管理ツール(CRM)の連携がスムーズにいかず、配信リストの登録・確認作業にて不具合が多発し、手作業での情報修正を強いられるなどの課題を抱えていた。そのため、新しく導入するMAツールと「Zoho CRM」の連携は、手作業を必要としない効率的なデータ同期が条件だった。「SATORI」はAPIでデータを受け取れるうえ、「バディコネクト」を利用することで「Zoho CRM」との連携を容易に行える点が評価された。
ソリューション活用イメージ
「SATORI」と「Zoho CRM」のリード情報を「バディコネクト」で自動連携。連携後の変更も即座に同期・反映することで、顧客の興味や関心に即したデジタルマーケティングを実現。
導入効果
ソリューションの導入は滞りなく進み、「SATORI」のポップアップ機能を使うようになって以降、リンク先のホワイトペーパーのダウンロード数が増加。メールマーケティングについては、メールの開封率が13%前後から20%程度まで改善した。メールをきっかけにセミナーに参加する人も増加し、トライアルの申し込みにもつながっている。
また、「バディコネクト」によって「Zoho CRM」の顧客情報がリアルタイムで「SATORI」に自動連携されるため、送信対象を選択するだけで配信が完了。リストの突合とダブルチェックなどメール配信のためにかけていた時間を約1/3に削減できた。