アドバンスト・メディアは、営業ロールプレイングの実践的なセルフトレーニングの実現と、AIを活用した自動採点により営業のトークスキル向上を支援するクラウド型トレーニングプラットフォーム「AmiVoice RolePlay(アミボイス ロールプレイ)」を2023年9月22日にリリースした。
概要
営業ロールプレイングは、営業社員が営業担当者役、管理職やトレーナー層が顧客役などに分かれ、実際の営業シーンを再現し実践力を身につけていく取り組みである。しかし、実際の商談で想定されるシーンは多岐にわたり、そのすべてを研修し営業スキルの向上を図るには多くの時間と労力を必要とするため、営業組織に負担がかかることが課題となっている。
「AmiVoice RolePlay」は、AIを活用することで成果につなげるトレーニングプラットフォームを提供し、セールストークの向上と研修や評価にかかる手間・期間などの育成コスト削減を目的として開発したサービス。
本サービスは、営業担当者が見本動画内の顧客役に向かって話しかけるため、これまで必要だった相手役が不要となり、いつでも任意のタイミングでセルフトレーニングを行うことが可能。さらに、ひとりで行う「つぶやき練習」よりも、実践的な反復練習ができるため、早期にトークスキルの向上を実現する。
また、事前にAI採点システムにアップロードした見本動画(※)を元に、話すスピードが適切であったかなど、あらかじめ設定した審査項目に合わせAIによる採点結果を表示する。AIによる採点のため、採点業務にかかる時間の削減や、評価対象の拡大、評価者や営業拠点ごとにムラのある採点業務の均質化が可能。
※動画撮影はTemas/zoomなどの録画映像でも可能
セルフトレーニングの採点結果は定量評価として営業担当者自身が確認でき、学習状況の自己管理を容易に行うことができる。発話内容はAI音声認識AmiVoiceを活用した高精度な音声認識を用いて全文テキスト表示するため、言い間違いの確認や、管理職によるフィードバックを迅速に行うことが可能。
さらに、営業優績者の商談録画から話の組み立て方、話す内容などのデータを収集、本サービスに連携することで、優績者の暗黙知をマニュアル化し、短時間で全社に共有できる。これにより、気軽な相談が難しいリモートワーク環境下においてもスムーズな人材育成が可能となる。また、定期的なデータ収集により、営業現場における最新のNGワードや不正話法を検出でき、トラブルの未然防止につなげることができる。
システムの利用手順
「AmiVoice RolePlay」の特長
1.セルフロールプレイングシステムとAIによるフィードバック
見本動画内の顧客役に向かって話すため、これまで必要であった相手役を管理職やトレーナー層が行う必要がなく、いつでもどこでも任意のタイミングでセルフロールプレイングが可能。さらにAIを用いて実践的な反復練習ができるため、スピーディーな話法の習得を実現することが可能となる。
2.AIによる自動採点で検定業務をスリム化 定量的な評価を可能に
シナリオどおりに話せていたか、笑顔がキープできていたか、話すスピードが適切だったかなど、あらかじめ設定した審査項目に合わせてAIによる採点結果を表示する。発話内容をすべてテキスト化するため、どこで間違っていたかなど、上位者によるフィードバックが容易になる。
3.優績者のトークを収集しマニュアル化 営業の生きた話法を即展開
優績者の話の組み立て方、話す内容などを収集し活用。音声認識によるテキスト化で内容や話すスピードなどを容易に分析できる。優績者の暗黙知をマニュアル化し共有することで、リモートワーク環境下においても実践的なトークスキルを受け継ぐことが可能となる。