マツリカは、提供するデジタルセールスルーム「DealPods」について、セールスコンテンツマネジメント領域の機能を強化し、「セールス・イネーブルメント」ツール市場に参入したことを発表した。
セールスイネーブルメントツール市場へ参入した背景
セールス・イネーブルメントの概念では、顧客の購買プロセス(バイヤージャーニー)を起点としたテクノロジーの整備をはじめ、営業組織間の連携や営業コンテンツ整備、マネジメントの高度化、営業トレーニング等を行いながら「データを蓄積・活用し、改善を図る」ことが重要となる。しかし現状では、個別機能特化の取り組みやツールに終始し、「データを蓄積・活用し、改善を図る」という面で課題が生じている。
このような背景からマツリカは、DealPodsについて、セールス・イネーブルメントの概念を体現するプロダクトとして領域拡大に至った。
デジタルセールスルームとは
営業(売り手)と購買者(買い手)が商談情報や営業コンテンツを共有し、効率的な営業・購買活動を行うことを目的としたオンラインスペース。売り手と買い手によるリアルタイムのチャットや、タスクや動画、資料の共有などオンライン上のやりとりが可能になる。
これにより、営業担当者は、これまで不可能だった方法でバイヤーとの関わりを持つことが可能。買い手と売り手の双方にとって、営業/購買プロセスの合理化を支援する。
DealPods セールスコンテンツマネジメント機能の特徴
「DealRoom」と呼ばれる提案先顧客専用の共有ページを45秒以内で作成できる。
また、今回のアップデートでは、利用シーンに応じた営業資料をフォルダ管理できる機能と、汎用的に利用される「製品概要資料」などの資料のバージョン(版)管理機能を搭載。これにより、営業パーソンは、社内にある最新・最適な資料を見つけ、ダウンロードする必要なく顧客に提供し、資料の顧客アクセス履歴に応じた提案活動が可能になる。