セールスフォース・ドットコムでは、国内の大企業から中小企業を含む全535社の経営企画部門、営業・販売部門、マーケティング部門のマネージャークラス以上を対象に「インサイドセールス」に関するアンケートを行い、同社ブログ上で調査結果を公開した。
今回のアンケート結果のポイントは以下。
- 多くの企業において、人材育成の主流は「職場での業務訓練(OJT)」、「適材適所な人材配置」といったアナログ手法
- ITツールを活用している企業は20%以下
- 営業担当者を育成した場合、独り立ちに要する期間は「3年以上」が最も多い
- 営業活動における企業の大きな課題は「新規見込み客の獲得」
- さらに、約70%の企業が新規見込み客に対して、効率的なアプローチができていない
- 約70%の人がインサイドセールスという言葉を知らず、企業での導入率も低い
- 人材育成を「半年から1年未満」で実現できると回答した割合は、インサイドセールス導入企業では32.0%だが、導入していない企業は14.6%
- インサイドセールス導入企業の40%が新規見込み客に対して、効率的にアプローチできていると回答し、導入していない企業の3倍近い結果となった
アンケート結果に関する詳細は以下のブログで確認できる。
本調査は、委託先マクロミルによって、全国の国内企業の経営・経営企画部門、営業・販売部門、マーケティング・広報・宣伝部門の管理職以上社員を対象にインターネットによるアンケート調査で行われた。実施時期は2019年で、有効回答数は535。