Sansanは、営業DXサービス「Sansan」において、受注確度が高い営業リストの作成から顧客へのアプローチまで一貫して実行できる「新規顧客開拓ソリューション」の提供を開始した。新たに拠点情報とターゲティングタグ機能を提供し、新規顧客開拓のための営業リスト作成の効率化に貢献する。
営業DXサービス「Sansan」は、コロナ禍以降の働き方の変化にともない、営業・マーケティング活動におけるデータベースの重要性が高まったことから、2022年6月に「営業を強くするデータベース」としてコンセプトを刷新。従来の名刺情報だけでなく、メールの署名やウェブフォームからの問い合わせ内容、セミナー参加者情報など、Sansan上に蓄積する顧客との接点情報を拡充するとともに、100万件を超える企業情報を標準搭載し、データドリブンな営業・マーケティング活動を後押ししてきた。
営業活動において継続的に成果をあげるためには新規顧客の開拓が必要だが、営業リストの作成が効率化できていないという課題が生じていた。この課題を受けてSansanは、新規顧客開拓のための営業リストを効率的に作成・共有できるソリューションの提供を開始。既存顧客へのアプローチにとどまらず、新規顧客の開拓にも活用できるサービスとして、営業活動におけるさまざまな課題の解決を目指す。
新規顧客開拓ソリューションに含まれる3つの新機能
1.ターゲティングタグ(実装済み)
企業の最新動向に合わせて付与される、ターゲティングを効率化するための機能。「自己資本比率連続2期以上上昇」や「テレワーク実施企業」「営業職募集企業」といった「企業動向タグ」、導入しているITサービスがわかる「導入ITサービスタグ」から、企業の最新動向を見極め、リストを絞り込むことができる。
2.拠点情報(2023年9月実装予定)
Sansanに標準搭載されている100万件の企業情報に加え、事業所や工場など、法人単位より詳細な拠点単位の情報を追加。また、これまでSansanに蓄積してきた名刺データも拠点単位の情報に紐づけることができる。
3.営業リストの作成・共有機能(順次開発予定)
Sansan上で営業リストを作成して保存し、組織内で共有できる機能。複数のツールの使用や突合作業の必要がなく、Sansan上で営業リストの作成と共有、営業先の企業と自社との接点の有無やキーパーソンの特定、アプローチまでを一貫して行うことができる。