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インテック、百十四銀行に顧客との面談記録を音声登録できる「音声認識スマホアプリ」を導入

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 インテックは、香川県高松市に本店を置く百十四銀行に、顧客との面談記録をスマートフォンから音声登録できる音声認識スマートフォン用アプリケーション(以下、音声認識スマホアプリ)を導入し、3月から全店で利用開始したことを発表した。

音声認識スマホアプリの概要

 音声認識スマホアプリは、インテックの金融機関向け総合情報系ソリューション「F³(エフキューブ)CRMサービス」と連携している、音声入力で顧客との面談記録の作成を完結できるアプリケーション。

 営業担当者が次の訪問先へ向かうまでの時間を活用し、顧客と面談した内容を音声で記録できる。重要な会話や顧客の声を鮮度の高いうちに残すことで、次の営業アクションへの活用や、帰店後の報告事務の簡素化につなげられるなど、営業活動の生産性向上が期待できる。

 なお、音声認識エンジンはアドバンスト・メディアが提供するAI音声認識開発キット「AmiVoice SDK」を採用している。

※アプリ画面はサンプル

百十四銀行の音声認識スマホアプリの採用背景

 百十四銀行では、コンサルティング営業の強化に向けて、顧客とのコミュニケーション量の増加と質の向上を課題としており、限られた時間で顧客との対話を創出するため渉外業務の効率化の必要だと考えていた。

 そこで、他行実績において、インテックの音声認識スマホアプリを導入後、事務作業の時間短縮などの効果を上げていることから、業務効率化や働き方改革の施策として同アプリに着目した。また、百十四銀行が現在利用しているCRMサービスはインテックが構築・提供しており、同行のシステムやデータに関する知見が深いことも採用の理由となった。

音声認識スマホアプリの特長

1. 営業活動の生産性向上

 これまでは帰店後にパソコンで顧客との面談記録を入力することが通例であったが、外出先でのスマホ入力により容易に面談記録を作成することが可能になる。行員業務や事務コストを圧縮し、削減した時間を本来の営業活動に充てることで営業生産性が向上する。

2. 帰店後の報告事務を効率化(働き方改革)

 帰店後の報告事務を簡素化することにより、時間外労働を削減し、働き方改革に寄与する。銀行全体で登録される1日あたりの面談記録データは千件から数千件にのぼるが、従来の帰店後に実施していた報告事務を外出先で登録することで、業務の効率化につなげられる。

3. 情報の正確性とセキュリティ確保

 顧客面談後、音声で速やかに記録を残すことで情報の正確性を高める。また、アプリに搭載の「AmiVoice SDK」は、金融に特化した専用のAI音声認識エンジンを適用しており、専門用語などを高精度に認識することや金融機関や企業特有の言い回しなど個別カスタマイズすることも可能。入力した音声情報はアドバンスト・メディア社のクラウド環境上には保存されず、インテックの閉域ネットワークを経由して銀行のサーバーに保存されるため、セキュリティも確保する。

※アプリ画面はサンプル

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