伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、「定着化支援サービス for Salesforce」の提供開始を発表した。顧客管理プラットフォーム「Salesforce」のシステム管理者へ向けてヘルプデスクと運用サービスを提供し、営業プロセスの継続的な改善をサポートする。
Salesforceは、セールスフォース・ジャパンが提供する、顧客や案件の管理などの営業活動を支援するクラウドサービス。ローコード開発や設定変更など自社のビジネス環境に合わせてアプリケーションを開発できる一方、営業部門の変化に合わせてきめ細かい設計・設定を行うためには、SalesforceやITの専門知識が必要となるケースもあった。
そのような背景からCTCは、ソフトウェアの品質保証・テストやSalesforce運用サービスを展開するSHIFTと共同で、定着化支援サービス for Salesforceの提供を開始した。
CTCは2008年からSalesforceの提供を開始し、コンタクトセンター向けの顧客管理や製造業向けの製品情報管理などの業務に合わせてSalesforceを導入してきた実績を有する。導入前のコンサルティングから設計、構築、独自アプリケーションの開発、ほかのクラウドサービスとの連携などで培ったノウハウを活用して、顧客のSalesforce活用をトータルでサポートする。
定着化支援サービス for Salesforce概要
Salesforce導入後に発生した機能や運用上の課題を解決し、営業プロセスの改善を継続的に支援するサービス。ユーザーからの設定変更依頼や問い合わせに対応するヘルプデスクと、システム管理者の業務を代行する運用サービスを提供し、Salesforceの利用定着を支援する。
運用サービスでは、ユーザーのアカウント管理やシステム環境の管理に加え、定期的なバージョンアップに関する情報提供や現行システムへの影響調査・検証を実施。サービスメニューごとに細かく価格を設定し、運用や要望に合わせて組み合わせて利用できる。専任のエンジニアがシステム全体のサポートを行う従来の方法に比べ、投資を抑えたスモールスタートが可能。また、システム負荷や運用上の問題の可視化などを行うコンサルティングも個別見積もりで対応する。