インサイドセールスを中心に、営業活動を支援する音声解析AI電話「MiiTel」を提供するRevComm(レブコム)は、専門の開発組織「RevComm Research(レブコム・リサーチ、以下RCR)」の新設を発表した。
RCRではAI技術を用いたコミュニケーションの分析・研究が行われる。音声認識、自然言語処理、マルチモーダルAIを中心に、目に見えないコミュニケーションの見える化により一層注力していく予定。
RevComm Researchとは
RCRは、人びとがお互いをよくわかりあえる社会を目指し、コミュニケーションの新しい形について研究開発する組織。
人は他者とのコミュニケーションの中でしばしば摩擦や不平等な事態が起き、お互いに理解できない、信頼できない場面が引き起こされる。そのような摩擦をなくすための技術を開発し、より柔軟で誤解のない適切なコミュニケーションができる環境づくりを進める。
また、RCRには「Research for Communication Revolution」の意味も含まれる。「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という企業理念のもと、音声技術とAIの研究開発により、コミュニケーション課題の解決に取り組んでいく。
RevComm 執行役員 Research Director 橋本泰一氏 コメント
2022年は、画像生成や文章生成などAI技術が大きく発展した一年であったと思います。このような技術の進化によって、新しいサービスが多く生まれることが期待されます。レブコムでは、この進化に対応し、新しい技術とサービスを迅速に生み出すために、研究開発のための専門組織「RCR」を設立しました。音声・言語・画像を使ったAI技術を通じて、学術およびビジネスへ大きな変化をもたらし、コミュニケーションがより豊かな社会を実現できるように努力して行きたいと思います。
プロフィール
2002年 東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 博士課程修了。博士(工学)。東京工業大学 助手および特任助教授(特任准教授)として約9年間教員として自然言語処理の研究に従事。2012年よりグリー株式会社、2014年よりLINE株式会社に在籍。ビッグデータ分析プラットフォームの開発、スマートスピーカーをはじめとするAI技術を使った製品の開発を統括。情報処理学会、人工知能学会、言語処理学会、各会員。2021年4月レブコムに参画。