パーソルホールディングスは、人的資本経営におけるダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)に関する企業の取り組み実態調査を実施。その結果を発表した。
調査概要
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調査エリア
全国47都道府県
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調査対象者
- 25~69歳男女
- 経営者・役員、および会社員(管理職/一般社員)のうち1年以内に人事・採用関連の業務について「最終決裁をする立場」または「選択肢を絞りこむ立場」のいずれかにあてはまる人
- 勤務先または経営する企業の従業員規模が30名以上の人
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企業区分
勤め先(または経営企業)の従業員人数
30~499名:中小企業、500~4,999名:大手・中堅企業、5,000名以上:超大手企業
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サンプル数・割付
n=1,000(中小企業・大手企業・超大手企業)
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調査期間
2022年9月15日(木)~2022年9月16日(金)
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調査手法
調査会社(クロス・マーケティング)によるインターネット定量調査
調査結果
D&Iの指標化項目について、「年齢割合」と「性別割合」では30%強の企業が「指標化を行っている」と回答。なかでも、管理職における指標化割合が高い傾向が見られた。
- 「年齢割合を指標化している」全社:32.0%、管理職:32.8%、経営層:20.4%
- 「性別割合を指標化している」全社:31.3%、管理職:31.6%、経営層:21.5%
女性活躍推進の取り組み状況をたずねたところ、全体の計58.0%が「取り組めている」(十分に取り組めている:11.6%、ある程度取り組めている:46.4%)と回答した。企業規模別で見たところ、超大手企業で計67.9%、大手・中堅企業で計57.1%、中小企業で計49.1%と、企業規模が大きいほど取り組み状況が高い傾向が見られた。
外国人採用の取り組み状況をたずねたところ、全体の計50.2%が「取り組めている」(十分に取り組めている:9.6%、ある程度取り組めている:40.6%)と回答した。企業規模別で見たところ、超大手企業で計64.9%、大手・中堅企業で計46.2%、中小企業で計39.5%と、企業規模によって開きがあった。
従業員の年齢構成についてたずねた。「高年齢層が多い」(32.5%)がもっとも多く、「若手層が少ない」(31.4%)が続いた。