商談解析AISaaS「JamRoll」を提供するEmpathは、SXキャピタルが運用するSXC投資事業有限責任組合、ウィルグループが運用するウィルグループHRTech2号投資事業有限責任組合、ベクトルを引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を行ったことを発表した。
資金調達の背景と今後の展開
Empathは音声感情解析AIの開発からスタートし、「共感で声を響かせる」というミッション実現のため、会話解析・音声認識・自然言語処理と自社でのAI開発の幅を広げてきた。2022年6月には、これまでEmpathが開発してきた音声・言語解析AIを総動員し、オンライン商談解析AISaaSのJamRollを正式リリース。より広範な顧客へEmpathのAI活用を進めている。
今回、JamRollの導入企業数が増加していく中で、セールスとカスタマーサクセスおよび開発体制の拡充を主な目的とし、資金調達を実施した。
引受先各社からのコメント
SXキャピタル
音声感情解析AIを自社サービスと連携できるEmpath SDK/APIは、世界50ヵ国、3,000社以上で利用されています。そこから得られたさまざまな知見と、そこで培った会話解析、音声認識、自然言語処理等の自社技術を融合させたオンライン商談解析AISaaS「JamRoll」は、昨年のリリース以来、予想を超えて導入企業数が増えています。今後の成長をさらに加速させるため、既存投資家としてシリーズAに続く2回目の出資をさせていただきました。
ウィルグループ
リモートワークが中心になりオンライン商談が増えたことにより、商談のブラックボックス化は各企業大きな課題として抱えられているのではないでしょうか。
JamRollは商談において感情解析・録画・書き起こしなどを行い、営業の生産性向上に貢献し、商談のブラックボックス化を解決できるプロダクトであると考えております。
また、商談だけではなく採用面談などでも活用されており、弊社のHR事業とシナジーがあると考えて出資させていただきました。
ベクトル
労働生産人口が減少し生産性向上が必要となっている日本社会において、 音声分野におけるAI領域に強みのあるEmpathが提供する各プロダクトは、社会課題を解決する重要な役割を果たすことができると思っております。
海外進出にも目を向け、国内外からの期待を集めているテクノロジー企業として、さらなる飛躍を期待しております。
今回の出資を通じて、この優れたビジネスモデルを世の中に広めていきたいと思い、お手伝いをしていきたいと考えています。