セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、九州観光機構、JTBと包括連携協定を締結したと発表した。デジタル活用を推進して地域の魅力を高め、リピーターを中心とした交流人口増加による持続可能な九州経済の活性化を目指す「観光DXによる魅力ある観光地域づくり」を実現する。
Salesforce、JTB、九州観光機構は、デジタル化に関する知識の習得と組織課題の顕在化を図り、プロモーション・市場分析・会員サービス・事業運営などの効率化を目指すことを目的に、2021年6月~12月の期間で全6回にわたる3社連携の「観光DX推進ミーティング」を実施。九州を訪れる観光客の利便性向上と、観光関連事業者のマーケティング支援などによる九州観光の活性化・スマート化に向け、さらなる観光DXの取り組みを加速化すべく包括連携協定の締結に至った。
観光DX実現に向けたロードマップ
JTBとSalesforceは1年めに各地域の観光DXのモデルとなる「九州観光プラットフォーム」を構築。その後、九州観光機構が保有する各種事業データを九州観光プラットフォームに蓄積する。2023年度には Salesforce Experience Cloudによるデータ連携やビジネスマッチング、2024年度にはSalesforce Marketing Cloudによるデジタルマーケティングプラットフォームの実現を目指す。