富士ソフトは、同社が提供するオンライン商談ルーム「MEMTOM」を九州フィナンシャルグループが採用したことを発表した。
九州フィナンシャルグループでは、「地域デジタルプラットフォーム構築」を視野に、非対面チャネル等の整備による顧客の利便性向上や、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが進められていた。
銀行業務の中には対面対応が不可欠となる商談・相談業務があるが、限られた専門の担当者が対面およびに紙資料を活用する商談を行うと、時間や場所が限定されるなどの課題があった。一方、ウェブ会議など既存のオンラインツールによる商談では担当者と顧客の意思疎通が困難となり、相互理解を深めて合意形成を図るうえでの障壁となっていた。
今回のMEMTOM導入により、遠隔地にいる専門の担当者と顧客が、オンラインで共有した資料を互いに指し示しながら商談や相談を行い、相互理解を深めて合意形成を図ったうえで申し込みまでを完結することが可能となる。