電通は、企業の統合的な価値創造ストーリーを策定・開示・伝達・改善するための新しい経営設計図「統合諸表 ver.1.0」を無料公開し、それらを活用した「統合企業価値創造支援ソリューション」の提供を電通コンサルティングとともに開始する。
「統合諸表」のフレームワークは、企業価値を「事業」「社員」「社会」「環境」の4象限で捉え、財務情報だけでなく非財務情報も含めて企業価値の可視化・再構築に寄与する。
時代の変化や価値観の多様化により、企業評価においては短期的な業績向上だけでなく、持続的な発展が見込めることが重視されている。これまでも企業が描きたい中長期的な価値創造を可視化するフレームワークは存在していたが、社内外でのコンセンサス(合意)を得やすいよう、誰もが共通して理解できる設計図としてよりシンプルな1枚絵で開発された。
財務指標と非財務指標に加えて、企業の存在価値・戦略・具体的アクションまでを一体として提示するほか、連関する次の6つのサービスを統合し、総合的に支援していく。
- 「統合諸表」を活用した統合企業価値診断
- 求心力のあるマグネットパーパスの策定
- 「事業」「社員」「社会」「環境」の4象限におけるマテリアリティの棚卸しとグランドストラテジーの再構築
- 開示する非財務指標の設定とPDCAサイクルの運用
- 価値創造ストーリーを実践する具体的なシンボリックアクションの開発
- 無形価値をあらゆるステークホルダーに伝達するブランドコミュニケーションの企画・制作・実施