パーソルマーケティングは、2022年1月よりメタバースデザイン事業部を設置し、PwCコンサルティングとの協業により、メタバース市場での人材サービス事業へ参入することを発表した。
同市場は、2020年の5,000億ドルから2024年には8,000億ドルの市場に急成長し、今後も成長が続くことが予想されている。現在はライブエンタテインメントが中心だが、市場成長やテクノロジーの発展により、観光や医療、教育などの分野も拡大していくことも想定される。これにより、同社は市場参入を検討する企業の増加、および仮想空間上での営業・販売を行う「VR人材」のニーズの高まりを推察した。
同社は、リアルでの営業支援や販売支援などの人材サービスの知見・ノウハウを活かし、メタバース上の「接客・販売」「案内・運営」「出店支援」「誘致支援」「アバタースタッフ育成支援」に参入。また、それらの取り組みに際して事業展開および環境構築の支援をPwCコンサルティングに依頼することを明らかにした。
求職者にとっては、メタバースを活用することで年齢や性別、病気や障害の有無、働く場所・時間にとらわれないリモートワークが実現するほか、時短勤務や日数限定勤務、複業・兼業やフリーランスなど、はたらく選択肢を増やすことが可能になるメリットがある。