HubSpot Japan(以下、Hubspot)は、同社が運営するHubSpotアプリマーケットプレイスに掲載されているHubSpot製品との公式連携アプリ数が1,000件を突破したこと、そして2020年1月に公式アプリ連携数が500件を超えてから2年で倍の数字に伸長したことを発表した。
現在、同社のユーザー企業は平均して7個のアプリをHubSpot製品と連携して使用しており、全体の4分の1以上が10個以上のアプリをHubSpot製品と連携しているという。他方で、同社は使用する業務用アプリの増加は社内のデータやプロセスの分断・分散の原因にもなり得ることを指摘したうえで「自社内のアプリを戦略的に連携し、部門横断で一貫した顧客体験を創出していくことの重要性が今後いっそう高まると考えられます」と見解を述べている。
HubSpotではメディアブリッジアプリ、マーケティングイベントアプリ、およびワークフロー連携の開発を実現するAPIを追加するとともに、2021年4月には顧客データの一元管理を支援する新製品「Operations Hub」の提供を開始。iPaaS技術を基盤とするOperations Hubのデータ同期機能では、サービス間の双方向データ同期を実現し、製品リリースからの9ヵ月間で約100種類のデータ同期機能対応アプリを開発している。このOperations Hubのデータ同期機能により、日本のユーザーからの連携要望が多かった業務改善プラットフォーム「kintone」との連携を公開した。
HubSpot プラットフォームエコシステム部門 バイスプレジデント スコット・ブリンカー氏のコメント
今回、HubSpot アプリマーケットプレイスに掲載されている公式連携アプリの数が1,000件を突破するという節目を迎えられたことをたいへん嬉しく思っています。CRMプラットフォームとしてのエコシステム拡大と強化は、さまざまな企業のシステム連携とビジネスの成長を支援するという当社の目標の中核にあります。膨大なアプリのネットワークを構築することで、既存ユーザーの事業の成功をいっそう強く後押しするだけでなく、新しくこのエコシステムに参加されるアプリパートナーに対するプラットフォームの価値向上も実現できると確信しています