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「働く際に自身の性別が不利になると感じたことがある」男女ともに日本が1位/Indeed調査

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 Indeed Japanは、SDGs達成目標のひとつとしても掲げられている「ジェンダー平等を実現しよう」に着目し、日本とジャンダーギャップ指数ランキング2位のフィンランド、アメリカの3ヵ国において、現在就業中の20~40代の男女計各300人(計900人)を対象に「仕事とジェンダー」に関する調査を実施した。

働くことは「安定した生活を実現する手段」 日本人女性がとくに顕著

「働くこと」をどのようにとらえているか――仕事の価値観や考え方を尋ねる設問では、国・性別にかかわらず、仕事は「安定した生活をするための必要な手段」であるとの回答が最多であった。中でも日本は「安定した生活をするための必要な手段」であると回答が男性は64%、女性は75.3%にのぼり、男女ともに他国と比べて20ポイント以上高い結果に。

 男女の回答差に着目すると、フィンランドやアメリカでは回答割合の男女差は6ポイント以下であったが、日本では女性は男性よりも11.3ポイント高く、男女間の差が他国と比較して大きい結果であった。

 
 

4割前後の女性「働く上で自身の性別が不利」 男性の約2倍以上

「働く上で自身の性別が不利だと感じた経験の有無」について尋ねたところ、どの国でも男性に比べて女性の方が「自身の性別が不利」であると感じた経験がある割合が高く、女性は男性の約2倍以上であった。日本は、男女ともに「自身の性別が不利」であると感じた割合が他国よりも高く、女性で42%、男性で21.3%であった。

 男女間ギャップがもっとも大きかったのはフィンランドで、女性(36%)は男性(9.3%)の3.87倍という結果に。一方でもっとも男女間ギャップが小さかったのは日本で、女性は男性の1.97倍という結果であった。 女性が「性別が不利」だと感じる理由、日本「給料が上がらない」

 各国の女性に自身の性別が不利だと感じたのはどのようなときかを尋ねると、日本の1位は「給料が上がらない」で33.3%、フィンランドの1位は「補助や雑務ばかり押し付けられる」で37%、アメリカの1位は「昇進・昇格ができない」で33.9%であった。

 各国とも上位5位以内に理由として上がったのは、「給料が上がらない」で、日本は1位、フィンランドは2位、アメリカは4位という結果に。「昇進・昇格ができない」という回答も、日本は3位、フィンランドは5位、アメリカは1位と、共通して挙げられていた。

 国別の特徴として、日本は「セクハラを受けた」が30.2%で2位、「パワハラを受けた」が20.6%で3位と、3ヵ国の中で唯一ハラスメントに関する理由が上位5位にランクイン。フィンランド・アメリカと比較して、日本の女性はハラスメントを受けやすい環境に置かれている様子がうかがえる結果に。

 
 
 

調査概要

  • 調査対象:日本、フィンランド、アメリカで現在就業中の20~40代の男女900人
  • 割付方法:各国均等割付(300名ずつ)の上、性別・15歳以下の子供の有無で均等割付(150名ずつ)して実施
  • 調査期間:2021年9月13日~9月21日

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